人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

新型コロナウイルス感染の第八波?の影響?

夕方の病院からの着信。

91歳の母は、安定しているから‥‥‥多分、相談員さん?

「施設が、またコロナの感染者がぽつぽつと出てきまして‥‥‥」

「お母様の、施設入所の是非を問う会議が、いつになるか目途が立たない状況です。」

(。´・ω・)ん?‥‥‥どうなる?

 

「担当医から、治療は終了して、間もなく入院3か月になるので、

退院を催促されました。」

(;゚Д゚)ええ~~ どうしたら?

 

関連病院への転院を検討しなくてはならず、そちらに問い合わせをします。

ただ、こちらの病院でも感染者が出ていますし、あちらでの状況も確認してみなければ、わかりません。同様に、感染者が増えているようなら、このままも致し方ないと思います。」

 

ようやく母も、施設の関係者との面談で、入所を納得したのに‥‥‥‥

施設からの連絡待ちで、わたしの帰省予定が‥‥‥‥

施設は、受け入れどころか現況対処に追われている状態!

1か月位は様子見になるらしいと。

 

コロナの余波は、わたしの想定外のところに飛び火してくると知る。

 

担当各所の大変さが身に沁みる。

が‥‥‥関係病院は、隣り町で、車で30分はかかる。

車椅子仕様の母をどうやって運ぶ?障害者用のタクシー?

諸々頭に浮かび、わたしのぐるぐる思考が始まる!

まて!!!! なるようになる!

先の不安を、自分で作るな!と、喝を入れる。

 

長く生きると、人生の経験値が上がる!‥‥これ、わたしのアップデート!

実に、いろんな初体験が人生を彩ってくれるものだ。

 

わたしの前に、人参を用意して、体調を整えつつ待機だ。

 

 

秋は赤

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こんなに赤く燃えるのか!

秋桜が咲いて、散った事すら気づけなかった‥‥‥‥残念。

介護帰省の前に、信州の秋を感じまくってしまおうと、

自宅近辺を散策しただけで、

もう紅葉狩り気分。

 

 

自然の息遣いを感じるこの地に暮らして、二十余年。

こんな風に感じるままに散策したのは、初めて。

 

真っ赤な自然を愛でたら‥‥( ´艸`)‥‥‥

 

お酒も赤!

秋は、赤ワインが恋しい季節。

ナチュラルワインを切らしたので、近くに出来たシャトレーゼ

生ワインのメルローを手に入れて、赤いグラスで頂こう ♬

 

最近は、早いお夕飯の後に

アーモンドデーツプルーン、そして茨城の干しイモ

ワインの赤を楽しむ。ミステリーを楽しむ。

 

そういえば還暦で購入した、赤いカシミアセーターで過ごす季節でもある。

赤で、心まで温かく感じる季節。

目まぐるしい日々も、過ぎてしまえば、笑い話に出来る。

刺さる言葉がある

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鏑木  蓮著‥‥‥「研修医ワトソンの追究」

 

読書の秋に、心を持っていかれる日々。

そして、乱読。

 

あちこちのジャンルをついばんでいる先には、ミステリー!

軽い気持ちで読んでも、その都度、心に刺さって来る言葉がある。

 

気の優しい若手のドクターが、ベテランの優秀な、尚且つ一癖も二癖もある病院長に育てられていく様が、面白くもあり嬉しくて‥‥‥( ´艸`)‥‥‥

しかも最後は、この院長が被疑者も被害者家族の心も救ってくれる。

自身も、好奇心を満たされ、研究の成果も手に入れる。

 

刺さる言葉の前に院長が、

「命は神のような存在」と捉えている事が‥‥‥理解できない。

命は、生物のDNAを後世につないでいく連鎖‥‥‥わたしの感じ方と?

 

院長は「人に1日でも1秒でも生きたい、と思わせる医者になるんだ。」とも。

ますます、理解できない。

 

理解できなくても、そんな思いを持った医療者が、存在するかもしれないと認識しておこう。そっちは、もっとあり得ないか?

 

ただし、

「苦痛があっても、それを制御できれば、

免疫系は最も活性化する。」

の、言葉は、強く心に刺さった。

強いストレスで、歯を噛みしめすぎ(就寝中も!)、

歯の痛みに苦しんだ経験が2度もあるけれど、

加えて手足の爪が変形していた経験もあるけれど、

制御は可能で恢復できる!どころか、アップデート可能。

 

強度のストレスも、まんざら捨てたもんじゃない。

 

もう一つ、別の外科医が

「9割の外科医は、縫合すればそこで仕事は終わりだと思っている。」

「オペをすると決まった瞬間から、勝算のあることが絶対条件なのだ。」

患者のQOLを上げるための手術。手術が成功しても、患者が亡くなったら恥とも言っている。‥‥‥出会ってみたい。

 

 

洗濯もの、取りにきて!

スマホの着信が、母の入院中の病院。

ドキッとしつつ、今は夕方だから、何かの催促?

母は、人工肛門造設術を受け、身体障害者の認定を受けた。

ストマ装具は、必需品。

 

ストマ装具の追加購入か、

それに必要なビニル手袋や泡の出る石鹸等の購入依頼?

入院費の請求書の送付先確認?

退院日が決定?

 

「お母さんが、カーディガンを2枚洗濯してきてほしいそうです。」

‥‥‥はぁ~~~~?‥‥‥

帰宅して、10日も経っていない!

今生の別れをして、手を握った母。

元気になれば、早速娘を雑用に呼び出す。(車で片道6時間余)

着替えのカーディガンを4枚渡してあるし、半纏も渡したはず。

「大丈夫です。着替えが不足する前に、そちらに伺えます。」と。

 

電話を頂いたついでに

「介護認定が、要介護5でしたが、まだ寝たきりでしょうか?」

「いえ、あれからずいぶんと回復されて、

リハビリも頑張っていらっしゃるので、動けます。」

「ええ~~でも、要介護5でいいんでしょうか?」

「認定されたので、いいと思います。」

‥‥‥それって、病院も早い段階で、施設に送り出したい思惑と重なっているのだろうか?‥‥‥

 

「自力で、立ち上がれますか?」

「捕まるものがあれが、立ち上がっています。」

「歩行の補助器具があれば、歩けるってことでしょうか?」

「リハビリで、歩いているようですが、2カ月も寝たきり状態でしたから、立ち上がってもすぐに疲れるので、そうそう何度も立つことは出来ません。」

 

帰りたい一心?  頑張れば元通りに動くはずと考えて? 

自分は頑張り屋なんだとの意地?‥‥‥母は何くそ~精神がやたらと強い。

 

施設の方が面接に見え、病院側からの病状説明もされたが‥‥

如何せん!

施設で新型コロナウイルスの感染者が1名出たことで、受け入れに多少の時間がかかるらしい。

 

いずれにせよ、母の施設入所のわたしの「罪悪感」は、ブログのお陰で励まされ、

日々薄れていく。お互いに、穏やかな日々を送りたい。

もう、笑いしかない

子供が巣立ってから、自分時間で生活が出来る。

就寝は‥‥‥22時前。

帰省介護後の帰宅時は‥‥‥( ´艸`)‥‥‥20時過ぎには就寝。

 

困るのは、面白そうなTV番組が見られない。

十年以上前にTVが壊れた。息子が受験生という事もあり、娘がTVをほとんど見ない事もあり、そこからTV無し生活が5年以上続いた。

ニュースくらい見ようかなと購入したのは、20インチ? 録画機能もない! 

朝と夕方のニュースを見て、お天気を確認する位。

 

ドラマは、気にしていなかった。

たまたま見たいドラマが、夜の十時からと知り、TVer の存在を知り、愛用中。

これなら、田舎でも、都会の番組が楽しめる。

見つけたのは「帰らないおじさん」

帰れない訳じゃなく、帰らずに寄り道を楽しんでいる。

 

人生の先が見えて、夢とか希望とかはどこかに置き忘れ、

身体のあちこちに不具合が出始めて、日々の生活に不満じゃないけど、

物足りなさを埋めるかのように、他愛ない事に一生懸命になる三人のおじさん。

 

ひたすら笑わせてくれる。

思わず声をあげて笑っているわたしが居る。

子供時代の時代背景画だぶって、それそれと、笑える。

違っていても、同じ時代に何をしていたかなと、今から離れて、笑いの世界へ。

 

久し振りに笑わせてくれる番組に、ホッとした。

笑いたくて、お笑い番組を見ても、面白くない。

とうとう老化で、感情さえ表現できなくなったのかと、気に掛かっていた。

 

身体が楽になる。

(ちなみに夫は、わたしのTVの2.5倍の大画面をほぼ一日中堪能。)

 

秋になると、落ち葉をガサガサと鳴らしては笑いあい、枯れ藪をこいで、服に藪がらや種をくっつけては笑いあっていた時を、思いださせてくれたドラマでもある。

 

努力は必ず報われる

それを信じるほど若くはない

 

だけど、諦めたら

絶対に報われない事だけは

肝に銘じて生きている‥‥‥TVの字幕より

 

そして、現実もわきまえている姿に共感。

一気読み

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山下紘加著‥‥‥「あくてい」

 

あくてい‥‥‥悪態、と気づき、どんな悪態が繰り広げられるのか?

しかも、著者はわたしの子供世代。

 

一気読みになってしまった。アラ還のわたしの眼には、宜しくない。

何につく悪態か?親?友人?社会?

モヤモヤは、全般に及ぶ。

 

一気に読んでしまったのは、内容のスピード感もあるが‥‥‥

主人公の90歳の祖母を、介護する母親。

今のわたしの状況に類似していた。

 

90歳は、まさにこんな感じ!

ー  勝ち気でプライドが高いくせに、卑屈なばばあは、自分が無知で無学で無教養なことを、社会や環境のせいにして生きてきた。ー(本文より)

わたしの母と、一緒!

わたしの母の場合、自分を卑下しつつ相手にその否定を求める。

自分の不幸は全て戦争と夫(わたしの父)のせいにしている。

 

この祖母は、母親の母親ではなく、離婚した父親の母親。

姑が息子と離婚した女性に心を許し(?)甘え切って(?)同居し、崩れていく。

ばばあと叫ぶのは主人公の心の中だけで、「あくてい」をつきながら、

祖母に向かって叫ばれることは無い。

彼女の優しさも、正義も、もやもやもの現実の中で「あくてい」が必須に思えてくる。

 

祖母と孫の「あくてい」のキャッチボールが、決して真っ黒ではなく、

”愛情” が存在することも、うかがわせる。

 

わかる。わたしも、91歳の母のうざったさあったかさ感じる。

母も感じている実感がある。

そして、見えていないようで、終わりは来る。

秋が饗宴中

久し振りに外に出かけたら、
信州は、秋が饗宴中  ♬

 

 

 

燃えるような赤と、輝く黄色と、快晴の青空が

文句なく、気持ちよくて、前を向いて歩ける。

 

これから、うら寂しい景色に変化していく様‥‥( ´艸`)‥‥‥♡

冷たい雨も、木枯らしも、ざわざわの夏から暫く離れられるから、落ち着く。

暑さも苦手だけど、寒さのも好きなわけじゃない。

 

今の季節、しっくりくるのは、人生も晩秋ってことか?

‥‥‥( ´艸`)‥‥‥

じっくり味わおう。