人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

食べて動いて唐津へ

唐津‥‥‥‥響きがいい

わたしは、それだけの理由でやってきた。

唐津城‥‥‥‥魅かれる(笑)

唐津焼‥‥‥‥伊万里や有田との違いを眼にしてみたい。

 

 

お城への階段は、必ずつきもので‥‥‥‥暑くなくてよかったと感謝しながら

登っていく。

 

 

現存のお城ではなく、城内は資料館。

それでも、この地は要塞としての任務を担っただろう歴史を垣間見るのも興味深い。

朝鮮出兵を企て、秀吉が築城した名護屋城の資材を使って建てられたとか?

 

 

 

天守からの眺めで、松浦川が塩害で苦心しただろう姿を確認できる。

どこから海が始まるのか?不思議な景観。

内海の穏やかな風景は、いつまでも眺めていられるが、現実の塩害を知ると

複雑な気持ち。

 

 

庭の大木に、苔が自生して湿度の高さがうかがえる。

今ほどではなくても、夏は気温が他界だけでなく湿度も高い地域。

 

唐津焼」は「伊万里」や「有田」に比べて、華やかさに欠けるけれど、

渋さとナチュラルな色合いがどこか素朴で、愛好者がいらっしゃるだろうなと

思える風情。

 

賑わいには今一つ欠けるものの、この地の雰囲気を味わうことが出来る。

美味しい時間

友人と合流したので、一人では宿泊できないお宿やランチ(一人ありかな?)

楽しんでみた。

1泊目のホテルで、選択できたライトな夕食

 

 

 

ライトとはいえ、生ビールと共にゆっくり頂いたら、満腹。

お米がいいなと思いながら齧ったパンが、小麦の香り高い美味しさに(*_*)

バターにたっぷりの有明海がメランジェ ♪ 

海苔の香りと旨味に‥‥‥(*´艸`*)‥‥で二度びっくり。

 

ローストビーフポークソテーで、ガッツリ感を堪能。

 

翌日は、呼子で "イカ ♡" 

 


朝市を見学すると、早々に目的のレストランへ!

 

「海中魚処 萬坊

海中席‥‥‥‥お席が海の中。海中を眺めながら食事ができる‥‥‥60分~90分待ち

海上席‥‥‥‥海が見える席を選択して即、着席(笑)

 

 

イカ尽くしのコースは、迫力満点。

イカの生き作りは、歯ごたえと旨味の凝縮。

イカしゅうまいが、イカの旨味満載なのに、ジュワ~~っとふんわり。

笑うしかない!

 

最後に、イカのげその天ぷらは、思わずご飯をおかわりしたくなる。

 

2泊目のお宿は、土曜日!

当然、料金が高い!ビジネスホテルを検索したらいつもの2倍。

と‥‥‥国民宿舎発見!

2食付いてビジネスホテルホテルよりも安価なうえに、温泉 ♪

国民宿舎いろは島” ‥‥‥‥( ,,`・ω・´)ンンン?お部屋が昭和のまんま

なるほど~~が‥‥‥(*´艸`*)‥‥‥‥‥



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純米吟醸の地酒セット ♪

ぜ~~んぶ違って、全部美味しい!

これにテンション上がって、大変美味しく完食してしまった!

お料理の写真全くとらずじまい(笑)

 

翌朝のご飯も、大満足の美味しさ。

ここ数年来、リゾートホテルとかシティホテルでの食事に

モヤモヤ(やたら多すぎ!)していた身にとっては、青天の霹靂。

 

温泉も、トロリと肌に吸い付く気持ちよさ。

お部屋は、まぁいいか(笑)

焼き物三昧

女性が好きな分野の一つ、雑貨‥‥‥‥器‥‥‥‥焼き物?

御多分に漏れず、わたしも何十年も前から伊万里「有田」は気になっていた。

佐賀駅から友人とレンタカーを利用して、1日焼き物三昧!

 

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伊万里」は、鍋島藩による "御庭焼" としての歴史があった。

江戸時代に、藩が生き残りをかけての "御庭焼" は門外不出で、受注のみでこの窯元が

今もなおその技術を守っているという。

色や染付、青磁といった違いは、現地でこそ味わえる。

 

この窯元以外は‥‥‥‥

それぞれの窯元独自のデザインを用いる様になり‥‥‥‥

 



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モダンかつ、アートな雰囲気で、どこかに伊万里らしさが漂っている。

集落の橋の欄干や、橋げたにも陶器が使われて


欠けた陶器も、見事に活かされて!

 

一方「有田」は、佐賀藩の直轄地として栄えた地。大火によってほとんど焼失して、その後復興した街並みが現存。

 

 

時間的に100軒以上の窯元を見て回ることは出来ず、3~4軒。

お店に店主のセンスが光る。

このお店は、「有田」だけではなく、近年脚光を浴びている「波佐見」も陳列。

わずか1日で、伊万里」「有田」「波佐見」の違いだけでなく、

器の持つ、品格の良し悪し(好みもあるが‥‥‥)がわかるようになった気がする。

”目利き” に近づいたかも?‥‥‥( ,,`・ω・´)ンンン?‥‥‥帰宅したら忘却の彼方?

 

大満足の1日は、15,000歩!(笑)

弥生人の声が聞こえる?

天気予報が的中したのか、青空どころか‥‥‥( ,,`・ω・´)ンンン?

「今日はラストサマーですね。」

ボランティアの方が、嬉しそうに、日陰を案内していた(笑)

 

登呂遺跡のイメージしかなく、吉野ヶ里の名前は知っていても、

まさかこの年で、驚きと発見と感動がついてくるとは思ってもいなかった。

 

 

ひたすら‥‥‥‥‥だだっ広い!!!!!


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「逆茂木」‥‥‥‥さかもぎ‥‥‥‥も、膨大な数を直に眺めると結構な迫力


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オブジェなら愛らしさもあるが、そこかしこに実物が出現したら、恐怖。


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教科書の世界は、別次元であって、生を見たら底知れない感動が沸いてくる。


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甕棺は、文字そのまんまを暗記したけれど、実物とイラストによる解説には、

生々しさが伴って、記憶が定着する!

小学生のころに見学する機会があったなら、歴史が好きになっていたと断言できる!

 


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人々の協調性が必須だったのは、今も昔も変わらず、

当時は陣地争いと自然災害が一番の問題だったのだろうか?

 

 

ドッキリ!‥‥‥‥たまたま一人で見学


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湿気やネズミなどの動物から、穀物を守るために、その高床を支える柱が長い。

天気に合わせてシャツブラウスにしたのに、汗だく。

広さもさることながら、感動でテンションが上がり、2時間以上ひたすら見学。

施設内を回る無料バスに助けられた。

 

興味がある方は、最低3時間は欲しい。

遮るものが無いので、気温が高くて快晴の日は避けたいかな?

雨の日も、足元が舗装されているわけではなく、せっかくの高見櫓も危ないので

避けたい‥‥‥‥なので、「ラストサマー日」ラッキー!(笑)

 

 

佐賀駅前に明かりがともるころ、友人と合流した。

 

 

 

明礬温泉

バスで市街地から坂道をのぼり、先日の "地獄めぐり" への道をバスが走り、

鉄輪温泉から、さらに山に向かうと目的地 "紺屋地獄前" に到着。

 

えっ!大丈夫?営業しているの?‥‥‥

 

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その昔、わたしが独身で働いていた頃の栄華を彷彿とさせる風情。

駐車場に車が5台‥‥‥とりあえず営業中(笑)

昭和がそのまま息づいている。

風情があると言うのか、

「保養ランド」という名で旅行雑誌に小奇麗に掲載されていたはずが、

ビックリを通り越して、真逆の状況にワクワクしてくる。

 

破れかけのビニールスリッパをはいて、浴場に向かうと‥‥‥( ,,`・ω・´)ンンン?

 

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秘湯への道?‥‥‥ (*´艸`*)‥‥


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くつろぎのスペースは、まさにザ・昭和

出迎えたおじさんまで昭和

 

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貴重品をロッカーに預けて、更衣室へ向かう。

‥‥‥‥‥おおお~~~~

硫黄の香り漂う乳白色の浴場を目の前に、脱衣場がある。

あがって見えた方に、

「どんなかんじですか?」と伺うや、はははは‥‥と元気な笑い。

一緒になって、はははは‥‥‥内心やっぱり!‥‥‥

 

「きれい好きな人は、無理でしょうねぇ。衛生的とは言えないです。」

「このお風呂(目の前)は、ドロドロしていませんが、

次がドロドロで、その次もドロドロしている上に、

足元に自然石がごろごろあるので、気を付けた方がいいですよ。」

 

自然に沸いた温泉の地形をそのままカバーする形と行ったらいいのだろうか?

とにかくワイルド!!!!!!

次々に現れる浴場は、濁った足元に泥が不規則に溜まっている。

あの、泥パックの泥と一緒?

肩から腕に泥を伸ばすと、肌が潤う感じ。

”地獄” の中に居る!

 

蒸気だけの蒸し湯もある。

一番奥は、入り口が男女違うものの、混浴。

※ちなみに石鹸・シャンプー禁止で、頭にシャワーキャップを被って入浴

 

ゆっくりしっかりと泥温泉を楽しんで、街中で遅いお昼に、”別府冷麺” を味わい、


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部屋でくつろぎながら、ざぼんクラフトでのどを潤した (*´艸`*)

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竹瓦温泉‥‥‥砂湯体験

”地獄めぐり” の後は、別府駅に到着して

別府観光の開設に力を尽くした油屋熊八さんの像とご対面。

とり天定食を頂いて‥‥‥

‥‥‥‥ご飯半分でも、とり天の量の多さに、悪戦苦闘‥‥‥‥

 

 

”手湯” で手を温めたら‥‥‥

 


いざ、市営温泉へ!


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砂湯を体験したかったので、竹瓦温泉に向かう。

時代が、さかのぼったような錯覚に襲われる。

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「砂湯」の予約をお願いして、摩訶不思議な脱衣所へと階段を降りると、

浴衣に着替えて、下の浴槽を通り過ぎ、奥の砂場へ。

 


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温泉を含んだずっしり重い砂を適量かけて頂き、15分間放置。

この砂の重さが、指圧効果になるそうで、なんだか暖かい安心感。

睡魔がやって来そうな、穏やかな時間が過ぎると、先ほどの浴槽に戻って、

シャワーでしっかりと砂を落として、湯船につかる。

 

ズッシリからの解放感と、温まった身体に、心地いいお湯は‥‥‥‥(*´艸`*)‥‥

極楽でした!

 

なんと、この日の歩数計は、14,000歩!

心地よい疲れと、いい眠りが嬉しい。

湯の街 "地獄めぐり"

定期観光バス "地獄めぐり" は、

海地獄から始まり、鬼石坊主地獄、かまど地獄、

鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄の7つの地獄を巡る。

 

所用時間約3時間。そのうち、1時間程度の徒歩移動がある。

 

なぜに温泉が地獄?

との素朴な疑問は‥‥‥‥その昔、畑や田んぼはもちろん、

いきなり高温の湯が噴き出して、その中に人間や動物が落ちて命を落とすことが

多かったことで、噴き出す温泉を "地獄" と呼ぶようになったと説明されたかと思う。

 

湯煙漂う湯の街に、そんな残酷な歴史があった事を初めて知った。

 

 

 




 

地獄の色や、噴き出し様から、名前が付けられている。

地獄の温度は、低くても78℃で、高いところは100℃を超える。

 

この熱を利用して、植物やワニが飼育されていることも初めて知る。

別府というこの地の下は、いったいどうなっているのかと不思議と不安が交差。

 

この特別な環境の中で生活されている方たちの、地獄への想いって何だろう?

例えば、姫路城や彦根城のような素晴らしいお城を持つ地域の方の並々ならぬ誇らしさとかが、存在するのだろうか?

 

地獄は、別府市内の所々に点在し、興味が沸いた個所をじっくり眺めたり、

お土産屋さんを覗く時間は、あまりないが、

有名な7地獄を効率よく回るには定期観光バスは最適。

 

ガイドさんが乗車されるので、別府のユニークなお話も楽しい。

この定観を利用したうえで、べっぷ市営温泉めぐりに出かけるのも一興かと思う。

 

 

別府駅周辺に、地元ならではの安価な市営温泉が沢山!!!!