妻、救急搬送から、入院。施設のスタッフが付き添う。夫は・・・・歩行補助器具無しに動けない。妻の様態が気になってしょうがない！スタッフに何度も様態を聞く。・・・・・末期がんを知らない・・・・緊急入院した妻・・・高齢の末期がん患者に施すのは、…

年末から、妻の腹痛、痛みの度合いが増した。主治医からの痛み止めでは間に合わず、市販の痛み止めも服用。世間は年が明けた。妻は、ひたすら痛みをなだめすかす。今朝、いつもに増して痛い！痛み止めが効かない・・・施設の看護師に訴える・・・・・我慢の…

身長178cmの夫が体重40㌔台になって久しい。夜中にトイレで転倒2回。歩行器を常用することになる。トイレ脇のベッドに妻と入れ替わる。3回目、明け方トイレ転倒・・・（Ｔ＿Ｔ）「いくつかの病気と難病をかかえ、生きて動いているのは軌跡です。」と担当医は…

夫の夜中の転倒、衰弱を間近に冷静に受け止める妻。「こうやって、少しづつ弱りながら死んでい逝くんだのう。」妻も徐々に体調が悪化・・・大腸に二つの悪性腫瘍。腫瘍マーカーの数値は少しづつ悪化。S状結腸と直腸に癌が鎮座。手の施しようが無い腫瘍からの…

衰弱が進む夫。体重が40kg。178cm、筋力が限りなくダウン。足元がふらつき、再度夜中に転倒。在職中、通勤は片道徒歩40分余り。体力に自信があった。その記憶が、歩行器使用に歯止めをかける。難病「全身性アミロイドーシス」発病。心臓も人工弁。２度の胃が…

老夫婦の夫。夜中、トイレに起きて、転倒！！身長178cm、体重が45kgをきった! (;￣Д￣)筋力の衰えもあって、自力で歩くのは危ない。歩行器使用。ベッドからすぐのトイレまでならと油断。滑るように転んだ拍子に、テレビ台の角で身体を打った！物音で、介護士…

末期の大腸がん、人工肛門の緊急手術からちょうど１年。S状結腸と直腸に腫瘍があり、大腸を塞ぐ寸前！・・・裂けた！緊急手術で、痛みとの苦悶の日々は忘れた妻。昼夜の逆転、妄想・・・忘れた妻。主治医から、「しばらく様子を見ていきましょう。」自宅への…

高齢者になった。難病が発覚した。持病は悪化していく。胃を全摘したので、食事制限がある。お酒をやめた。心臓は人口弁で、運動制限もある。生活に制限が増え、もともと人付き合いは苦手で、外出は定期的な病院への通院。聴覚が衰え、TVも聞き取りにくいう…

胃がん手術２回で、胃は無い。思うように食べられない・・・・10年余りたった。もちろん好きだった日本酒も飲めない。心臓は人口弁・・・・運動は控えなくてはならない。ワーファリンは欠かせない。亜急性連合性脊髄変形症とも診断された。ビタミンB12を処方…

三ヵ月毎の定期受診。「4キロも痩せた？！」夫は、高齢者にしては背が高い。178㎝。なのに、45kg！「浮腫みが取れています。減った体重は浮腫みの水分とも考えられます。」・・・でも、こんなにガリガリに痩せていなかった・・・「食欲はありますか？」「ま…

老夫婦が施設入所して、７ヶ月目。ジタバタしていた夫は、すっかり落ち着いた。介護士や看護師が、体調を気遣って声がけ。施設の生活環境にもなれて、体調は相変わらず優れないが・・・穏やかに時間は流れる。妻は、自身の体調が徐々に悪化している事を感じ…

病状がじわじわと、妻の身体を蝕んでいく。最初の結婚で、夫は胃がんで亡くなった。再婚相手は、10歳下。6人兄弟姉妹に反対されての結婚。夫の胃がん、再発、難病の発覚にも立ち向かった。反対された結婚は、二人の絆を深めたが、孤立。年を重ね、妻自身が病…

「ここまで馬鹿にするか！」「生活相談員にもかかわらず、補助するのは内部の人間か？」「入所者は、全て認知症扱いだ！」「入所者の意見なんか、聞くどころか、無視だ。無かったことにする。」「みんな守るために、グルだ。嘘つきだ。」細かいことに拘らな…

「ここに居るしかない・・・」何度も自分に言い聞かせ、夫にも確認した。「何の心配もしないで、ゆっくり出来るから、ここに入ってよかったのう。」と夫。・・・入所を拒んで、あんなにじたばたした夫・・・・介護士に夫の洗濯物の件で、不満と伝えると、「…

施設入所半年。なんとか慣れようと努力。「ここしかない。」と自身に呟く。そのままの自宅。月に一度訪れ、必要な物を物色したり、不用品を始末。30年余り過した我が家は、楽しみながら購入した物であふれている。「どれもこれも、お金を出して買った大切な…

３ヶ月に一度の病院での診察へ。顔色悪く、足は浮腫みでぱんぱんに腫れている。血圧、上が70無く、ふらつく・・「大丈夫？ちょっと心配だなぁ。」と看護師。「おしっこ自分で採れるかな？」「いや、転びそうだわ。車椅子使って！」60前後のベテラン看護師。…

介護付き住宅に入所して、5ヶ月近い。一冬越した。雪かきの心配も無く、寒さを気にすることも無く、掃除も洗濯も、定期的にしてくれる。持病の通院も管理され、出かける際は付き添ってもらえる。が、妻は言った。「ここは、姨捨山だ。」（Ｔ＿Ｔ）自分で生活…

老夫婦・・・二人とも、状況は良くならないまま。施設から、自宅へ戻ることは無いと悟る。先祖からのお仏壇を処分。仏壇の大きさで、処分料金は決まる。仏壇の購入先に連絡し、￥43,200-(税込)は、適正価格？などと考えることなく依頼。魂抜きに別途￥10,000…

老夫婦。身の回りの雑用が出来ない。身体が、思うように動かない。地域の活動が、出来ない。何より、健康状態悪化。子供がいなかった。妻が病院から退院、そのまま夫婦でサ高住入所。入浴時に(週2回)洗濯物を渡す。耳が遠い夫のズボンの洗濯は、断った。入浴…

夫がじたばたしながら入所し、遅れて妻がじたばた。秋だった。雪国の雪かき、ゴミだし、買い物は不能と・・・３ヶ月余り経過。春が来た。慣れとあきらめ。介護士は入れ替わりが激しいらしい。責任者は、卑屈に見える怖いほどの愛想のよさ。館内を漂う、入所…

行政から、健康診断の受診の有無を問う連絡。2人、胸部レントゲンに〇。妻・・・大腸がん検診に〇。 (ﾟ∇ﾟ ;)ｴｯ!? ？？？？？？妻は、大腸がんで検査入院から緊急手術で人工肛門！彼女は、自身の現状を認めたくない？再確認？定期受診中の主治医に確認が怖い…

「わたしの人生、なんだったんだろ・・・」と妻。「俺は、何のために働いてきたんだ・・・」と夫。わたしは思う。なんでもない。人間と言う種のＤＮＡのスパイラルの一個。どんな人生も有り。戦火に産まれ、物心も付かないまま息絶えても、カルロス・ゴーン…

「悪かったのう・・・」「わたしが、こんがなとこ(施設)に入るなんか言ったばっかりに・・・」「狭くて、息が詰まりそうだ。」妻が夫に謝る。「家(うち)にけえりてえ(帰りたい)のう。」「今更けえられる(帰られる)わけねえだろ。」会話は一方通行。施設に入…

冷え込みが酷くなる前に、老夫婦は施設に揃って入所。暖かい部屋、施設内はどこも暖かい。温かい食事が用意され、午前と午後に供されるお茶も、もちろん温かい。当座の衣類を用意して生活が始まった。多少の不安はあっても、日用の雑用からの開放は、安心。…

瞬く間に過ぎた日々。体調不良が所々に現れて、２年余り。気が付くと、入退院の繰り返しで、人工肛門。そして、夫婦揃っての施設入所。痛みと向き合って、痛みが遠のくと、人工肛門の存在。ドクターもナースも、淡々と対応。特別感が薄くなる。カラリと吹き…

夫が、最後まで施設入所を渋った。「いくよ。」妻を無視。あさってのほうをぼんやり。俯いて、後に従う。夕食は手をつけた。翌朝、朝食に手をつけない。ベッドに腰掛、俯いたまま。「大丈夫だ。よく寝てた。」妻が報告。「ＴＶ買って来るね。」笑顔？！ (￣…

せっかちなわたし。合理的な動きを良しとしてきたわたし。時間的にできる作業と確信して・・・・あ～～～できない！！！！！ Σ('◇'*)ｴｪｯ!?高齢者はこうゆう事なのか・・・・・お引越し(施設入所)をどこまで自覚しているのか？ワンシーズンの自分の下着や衣類…

入所！！！「俺は、一生懸命働いてきて、こんな所に入らんとならんのか・・」「何のために、頑張ってきたんだ？」「稼ぎが無かったからか？」夫は妻にだけつぶやく。未だに施設を勘違いしている御仁は多い。ある程度の収入がないと、受け入れてもらえないこ…

老夫婦の施設入所が近づいた。不安？心配？もやもやとした思いが、「契約を解除したい。」 (ﾟﾛﾟ;)ｴｪｯ!?「なんだか、気乗りがしない・・・・」新しい環境への戸惑いなのか？施設、病院関係者、ケアマネ ﾉ(￣０￣;)＼ｵｰ!!ﾉｰ!!!!入所は、夫婦に関わった人たちに…

施設の入所が現実のものとなって、妻は一安心。自身の身体に現実はある。手術の跡が、しっかりと残っている。ところが、入院日を覚えているのに、どうやって来たか？検査入院２泊３日が、緊急手術で１ヶ月半も入院？痛みに身をよじった日々が ”消えた”。術後…