昨年一昨年と、肌寒くなった秋の夜。
祭囃子に誘われて、しのつく雨の中を傘をさして、
音のする方へと足を運んだ。
石段が続くお宮までは足元がかろうじて見える程度に石灯籠がある。
これ、宮崎駿の世界?
こじんまりとしたお宮の、舞台一杯に神楽が・・・広い!
辺りが真っ暗、舞台は煌々と明るい。
面も、衣装も妖しいばかりの趣。
台詞が、特徴的で妖しさは増すばかり。
いつに間にか引き込まれ、夜中の2時過ぎまで、神楽に魅せられていた。
心があの世と会話できたような、心地良い感動だった。
梅雨の今、長雨で肌寒い今日は、神楽に想いを馳せてしまう。
今年の秋は、楽しめるだろうか。(安芸太田町の想い出)