わたし自身に関して、エンバーミングは必要ない。
ただ、社会的な地位ある方やその業界で知名度のある方を送るとき、
事故や災害、長い闘病生活の末に面変わりされていたら、葬儀までの期間が長かったら必要だろう。
法医学に興味を抱いてアメリカドラマに夢中になったが、
血液と薬剤を交換し、時には崩壊した顔をパテで形成まで及ぶ施術
防腐・殺菌・修復・・・エンバーミング
わたしの中で存在しない。
葬儀の世界が暴利をむさぼっていた時代をへて、
お寺が利益を追求しなければ立ち行かなくなる状況の中、
明瞭会計のもとに新たな葬送が生まれ、選択の幅が広がった。
まだまだ、狭い地域での慣習が残る。
その道を目指す、真摯な若者が日本で数少ない学校で学ぶ姿勢は、嬉しい。
望むのは、人の数だけ葬送のパターンが、違和感皆無。
最期に亡骸をお骨にすること、デジタル化が進んだ今も、アナログな作業が介在した。
きれいにお骨を残す・・・・
実家は関東に属する。お骨は、全て拾う。お骨はそのまま墓の下に撒かれる。
ダンナ君は関西方面。姑のお骨は小柄で華奢だから少なかったのではなかった。
主だったお骨のみを骨壷に納め、墓下に納められた。