人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

腑に落ちたアスペルガー症候群

幼馴染の一学年上のとおるちゃんは、お勉強が良く出来た。
高校は、地元の進学校に進み、国立大学法学部を卒業し、司法試験にも合格。
その道に進んだ。

ん~エリート?とは少々違う。
就学前はよく遊んだ。
「けんけんぱしよう。」
「陣取りゲームしよう。」
と、言いだしっぺはわたしで、
とおるちゃんは「うん」とか「いいよ」と応えていたような気がする。
彼は、”どもり” があった。
わたしには、”どもり” が、からかいやいじめの対象になる認識はなかった。
とおるちゃんは、とおるちゃんでしかなくて、ゆっくりしゃべったら通じた。
一番の想い出は、冒険。
中学校の門の前に、子供が3~4人入ったら一杯になる文房具やさんがあった。
中学校は、中学生には歩いて12~3分。
就学前、しかも、三輪車を「キコキコ」こいで行くと、多分20分以上かかったと思う。
往復してやりきった感をかみしめた。

彼は今、体調を崩し、定年を待たずに退職し母親を看取った。
「とおるちゃん、洗濯もんおかしな干し方してるぞ。」と母。
下着もタオルも丸めて”ほいっ” てな感じで
物干し竿に、”引っ掛けている”。

なんか、わかるんだ。彼にとって乾けばどうでもいいこと。
なんか、とってもうなづけて、「いいじゃん、それがとおるちゃんのやり方。」