深まる秋を理由に、足げく図書館に通う。
愛読書はミステリー!
日常からの逃避にはもってこい!多分認知症予防にももってこい!
おまけに全く知る由もない分野の雑学が手に入る。
今回は大好きな柚月裕子氏による「ミカエルの鼓動」
法曹界や警察関係が多い著書の中、医療関係は珍しい。珍しくても、文章のタッチは変わらない。展開の面白さは言うまでもない。
ロボット医療への問題だけでなく、医療倫理や医療経営も含んでくる。
「白い巨塔」にハマった世代としては、時代の流れと変わらない人間の欲に頷いた。
「ダヴィンチ」にしても「ヒノトリ」にしても、ロボット。性能がどれだけ高度になろうと、熟練の腕に勝るのかなと思う。そして、人間にも失敗が付きまとう。
いくつかの医療小説を通して感じるのは、病院の是非ではなく、医療者との相性。
当たり外れが大きい。信頼関係が一番のカギと感じている。
続けてもう一冊。「検事の使命」を再読した。
現実に存在してほしい検事。でも、多分こんな不器用で誠実な人が実在すると信用している。ただし、かなりの希少派!!! まぁ、この先事件に関係する確率がかなり低いと思うので、出会う確率は限りなくゼロに近い。
彼女の作品の中で、再会を楽しもう。
スカッと爽やかな読後感を味わえる。( ´艸`)‥‥‥