「こんがに見事な桜、初めてだて!」
90歳の母が、午前に午後に、そして夜にも足げく「お花見」。
玄関を出て、3mも歩けば、満開の桜。( ´艸`)
本当にお見事!!!!
以前お隣に住んでいた ”奥様” が、40年ほど前に5本の桜の苗木を植えた。
4本が、見上げるほどに成長し、見事な「花」を披露している。
この桜が、満開を迎えそうになると、母は "奥様" にその旨を連絡して一緒にお花見を楽しんでいた。2年ほど前から、70代半ばの "奥様" は認知症を患って疎遠に。
40年ほど眺めつづけた母が、「本当に見事だのう!」と感嘆しては眺める桜。
その桜は咲き続ける‥‥‥‥
夜にライトアップされた桜は、別世界にいざなう。
妖艶な、怪しい世界。
この世とあの世架け橋? こころが身体を離脱して、浮遊していきそう。
こんなにまじかで、じっくりと桜に向き合う時間、初めて。
特別な「花」‥‥‥‥
わたしも、最期まで眺め続けたい。