人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

生きたように死んでいく

母が先日91歳を迎えた。

この数年は、時間のやりくりをして、必ずお祝いしていた。

「お誕生日おめでとう!」に返ってくるのは

「何がめでたいと!」

まぁ、そりゃそうでしょうが‥‥‥‥その年齢まで、食べて動いて、しゃべっているって‥‥‥凄いと思う。

「なんで、こんがに長生きなんだかのう。」

‥‥‥何度も聞いて、何度も答えたのに‥‥‥‥また聞きたい?(心の中( ´艸`))

 

確かに母は苦労はした。戦前の戦争色濃い中で誕生し、物心つくころは戦争。

貧しい時代をド田舎で過ごし、吞兵衛(わたし、引き継ぎました!)で働かない父との結婚生活は、困窮を極め、子育てに邁進し、子供に望みをかけた!

 

必死な生き様は素晴らしい。

反面、真面目に空気を読み過ぎて、疲弊し、その不平不満はわたしをはけ口にし、希望を訴えられ‥‥‥わたしはまともに受け止めて、「毒母」と捉えてしまった。

 

前置きが長い!!!!  ( ´艸`)

なぜ長生きか? 60代早々、ちょうどわたしの年齢で、父が他界。

唯一のストレスの根幹が絶たれ、

一人を満喫していたからだ。と思う。

 

母から、友人知人・縁者が無くなる度、人物像を聞かされる。

”人は生きたように死んでいく”って、本当だね。」と感心していた。

 

華やかに暮らし、わがまま放題、見栄っぱりだったらしい知人は、身動きできない太り方をして、子供3人に見放されて、亡くなられた。今、家はご長男が廃屋状態の中で生活しているらしい。

 

常に、御主人の地位や、息子さんの成績を自慢して鼻高だった知人は、御主人が病死され、ご本人は認知症で息子さんが突然死したことも知らないまま、亡くなられたらしい。

 

「罰当たりな生き方してっと、あんがん風に亡くなるんだろうのう。」と母。

90年余り生きてきた人の周囲は、亡くなっている場合が多いから、いくらでも

"生きたように死んでいく"  たとえに、暇はない。

 

先日の事件を耳にして、彼の方も同様なのかと、ふと疑問に思った。

諸々の疑惑は、一緒に闇の彼方なのか?