人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

賑やかな病室

92歳母、5月のサポート記録(10)

 

毎日の面会で、

「ぼうっとして時間が過ぎるのを待っているんだて。」

と言っている母だが、わたしが行くといつも寝ている。

その寝顔が、苦しそうで胸が痛む。

どす黒く、シミが浮いた顔が、生きている辛さを訴えているみたい。

 

大抵は、斜め向かいの耳が遠いかたの大きな声の会話で目覚めて、わたしに気付く。

 

あれこれと要求が減った分だけ、弱っているのかもしれない。

入退院を繰り返す度に

「これでおしまいにしたい。」と訴えるのも辛い。

 

気を紛らわせるのは、症状が落ち着いてからの僅かな(?)食欲。

 

柑橘類、バニラアイス‥‥‥‥今日は ”えびせん” !!!!

「あ~~久し振りで、”えびせん” が美味しかったて。」

ファミマのたい焼きは、要らないの?」

「いやぁ、食べたいこてね。」

 

なぜか聞き慣れたファミマのたい焼きに、ホッとする。

未だにカスタードクリームのたい焼きの美味しさが理解できないが‥‥‥

 

5人部屋だが、だいたい3人~4人で80代後半から90代後半の患者。

全員耳が遠い!!!!!

土日は、家族の面会が重なり、高齢の患者との会話が大声で‥‥‥(*´艸`*)

賑やか!!!!!!!

(  -_・)? という顔の超高齢者に声を張り上げる家族達(笑)

多少は聞こえのいい母が笑っている。

賑やかで、穏やかな時間。