山本 文緒 著‥‥‥「自転しながら公転する」
著者の作品に初めて触れて、どんどん次を読み進めていた矢先
著者が、突然他界された‥‥‥3年ほど前?
年齢的に近く、「自転しながら公転する」が話題になって、TVに出演もされて
好印象だっただけに、逆にその作品たちに触れられなくなった⁈
久し振りに図書館で目に飛び込んで、迷わず手にした。
30代前後の頃の感覚が蘇り、しかも時代感覚もほぼ同じ。
そうだ! 今なら他愛ないと笑えること、
人生の経験値が上がったことでスルー出来ることに、
どれだけぐるぐると思考回路が回って、息苦しかったことか!
全く別の意味で、新たな経験を前にぐるぐると廻っている。
廻りながら、落ち着くところに落ち着くのだろうなと、暢気に構えようとする術を
なんとか手に入れられるのも、この年齢になったからだろう。
大の字に寝転がって「大丈夫!」
「わたしは大丈夫!!」と、声に出して力を抜く。
とりあえず、身体のメンテナンスをして、自律神経を整えよう ♪
多分、軌道は全く違うけれど、それぞれぐるぐると自転しながら公転の中にいる。
理解不能の夫も、夫の軌道が存在して‥‥‥意味不明でも、まっ、いっか(笑)
とっ散らかし状態は、わたしのストレスを増長させるけれど、
悪気がなく、悪い奴でもない。
あ~~相性は、良くないが (⊙_⊙;)
この本は、ぐるぐるの先行きが、真っ暗じゃない事でほっとさせてくれる。