これぞ小説って?
どうゆう感じが小説なのか?
恩田 陸 著‥‥‥‥「Q&A」
読み進めるほどに、?????
だから何? で、どうなる? で、答えって?
関係者らしき方たちに丁寧な質問とそれへの回答が続く。
全く立場が異なり、居場所が違い、男女や年齢が違ってくると、回答がバラバラ。
確かに、夫と一緒に歩きながら、街並みの色彩の感想を伝えたら
「ええっ!色で景色を見たこと無かった。」
わたしの方がええっ!だったが、同じ景色を同時に眺めても、感想は違う。
というより、彼はなんも考えていないそうだ!
事件や事故が起こっても、おそらくその見えた景色はバラバラ。
”事実は噓をつく”
”人の眼の数だけ事実はある”
目からうろこの表現とはいえ、かなりの説得力。そして、心に刺さる。
質問者が回答側に回り、姿を消す(殺された⁈)
事実は、読者の想像に委ねられて、しばらくは本の世界で想像力をいかんなく発揮。
現実社会への警鐘とも、嘲笑ともとれるし‥‥‥‥
( ,,`・ω・´)ンンン?‥‥‥これってミステリー小説?‥‥‥ぽいっ?
凶器が無くても、
集団心理や集団行動の原理を利用したら、殺人可能って‥‥‥‥
人って、愚かで弱いのか?あさましくも、したたかなのか?
相反する全てを、誰もがアンバランスに持ち合わせていそう。