「女に金なんかかけらんねえ!」
と父親に言われたとき?
「女の子なんだから、家の手伝いをしねきゃならんこて。」
と母親に言われたとき?
「結婚しねきゃならんこてね。」
「勉強して、生意気なったら嫁の貰い手がねえなるぞ。」
物心ついたころから言われ続けた言葉に
「なんで?」
「なんで、女だけ?男女平等じゃないの?」
納得のいく答えは無かった‥‥‥女だから‥‥‥
結婚に憧れてもいなかったけれど、もしかしたら深層心理にあったかもしれない。
「僕は、亭主関白じゃないですよ。」
を真に受けて、好奇心が勝って結婚した。
( ,,`・ω・´)ンンン?男尊女卑だった?
田嶋 陽子 著‥‥‥「わたしリセット」
この中にようやく答えを見つけた。
夫はいい人なのに、優しい人なのに、わたしの中でモヤモヤとくすぶり続けた
不満は、単にわたしの性格の悪さが原因ではなかった。
腑に落ちて、楽になったとはいえ、今更体調の悪い夫に
今迄の気持ちを伝えようとは思わない。
凝り固まった彼の思考回路を、解きほぐす時間も無いが、気力もない。
‥‥‥男社会が女に割りふった役割に閉じ込められたくはない‥‥‥
本文の言葉の通りの役を強要(多分彼は何の疑問も持たずに)されてきたし。
‥‥‥専業主婦は「ドレイ制の典型」‥‥‥
本文のように、結婚早々に感じ続けたし。
‥‥‥「女は損だね」‥‥‥
著者のお母様の口癖は、物心つくころから感じていた。
著者のバイタリティーは、TVで拝見するよりもはるかに大きく、経験値の高さも
半端なく説得力があり、
いつでもリセットして、
自分そのもので生きなおすことが出来る
との励ましに頷かずにいられなかった。