伊吹 有喜 著‥‥‥‥「常夏荘物語」
久し振りに著者の作品を手にした。
常夏荘‥‥‥‥記憶の底にあったような気がしたから‥‥‥(*´艸`*)‥‥
正解だった。
以前手にした著者の作品に繋がっていた。
細やかな心情描写に、引き込まれていく。主人公 ”おあんさん” の言動のもどかしさ。
多分そこも、彼女の良さでもあって、惹かれていく優しさに通じる。
四面楚歌を肌で感じて、崩れていきそうな彼女を支えてくれるのは、
一見もどかしそうに見えての優しさを知っている仲間。
「やらまいか!みんなで」と、彼女が発奮。
力強く出た言葉に、
「やらまいか!」と応える。
またわたしに勇気を与えてくれた。
銀のスプーンを咥えて生まれてこなくても、真摯に生きていたら報われる
かもしれないという、希望が湧いてくる。
う~ん、そこはどうなんだろう?
諦めなければ、そして生きていたらも付け加えなければならない。
惹かれあって支えあえる人との結びつきは、奇跡だと思うのだけれど‥‥‥
ここまでの今までの苦難を思えば、当然だよねと頷ける。
ミステリーを楽しむ合間にもらった勇気を、大切に育てていくかな (*´艸`*)‥‥
やっぱり読書ってすごいよ。