「面白い話があるんだ」
( ,,`・ω・´)ンンン?
「漫才?コント?笑い話?」
「いや、ちょっと違うんだけど、面白いんだ。」
いきなりドイツと日本の違いについて語り始め、
どちらも敗戦国でありながら、ドイツは "ゼロ" になったと言い始めた夫。
日本はゼロを味わうことなく、敗戦した。
その違いを熱く語り始めた。
「待って!それちっとも面白くないし、わたし別に聞かなくていいけど。」
全く意に介さずに続くのは、これは大事な話だと‥‥‥‥(⊙_⊙;)
一月余り前に、泣きながら謝ってきた夫。
人生の後半は、お互いに自分のペースで生活し、
わたしは今まで出来なかった水彩画の勉強に励みたいと伝えた。
彼の嫌う国の誹謗中傷を吐き出すように語ることは止めてと伝えた。
了解したはずが、切り口を変えて語り始めた。
なるほど、1月に「精神保健相談」で伝えられた精神科の医師の言葉を思い出す。
「謝るって、よほど心が折れたんでしょうね。
ただ、また元に戻りますから。変わりませんよ。」
おっしゃる通りに戻っている。(⊙_⊙;)
悪化の一途をたどる病状で、しゃべり続けると胸が苦しいのに、声もかすれて
くるのに、止まらない。
「大丈夫なの?随分苦しそうだけど。無理して話さない方がいいよ。」
「そうなんだ。苦しくてしょうがない。」
そこで、わたしに生活全般の助けを求めてくるわけでもない。
掃除や洗濯以外、食料を買い出しして食事を自分で用意している。
以前、別の体調不良の際に、
毎朝体調のお伺いと食べられそうな食事の確認をしていたら
「毎日毎日、うるさいんだよ~」
と切れた。
恐いので、今は、何も言わずに静観している。