人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

ワンコインの幸せ

入院中の夫からメールが届く。

”爪切り、差し入れ、お茶、オムツ、他ありがとう。
爪切って、お茶飲んで、あれ一口食べたら生き返えりました。ありがとう❗️”

 

多分、食べ物の差し入れは遠慮しなくてはいけないはず。

わたしの母は入院の度に、「ファミマのたい焼きが食いたいて。」と言っていた。

「食べる事しか楽しみがねえんだて。」とも。

そんな時、面会に行く度、カーテンを閉めて看護師の様子を伺い、

こっそりと和菓子や果物を少々差し入れていた。

一緒にいたずらをしているような、楽しさがあった。

 

案の定夫の入院案内には、食べ物はご遠慮くださいと記入があり、伝えた。

「我慢して、きんつばを3個!」と夫から返信。

う~~ん‥‥‥

自己責任でねと、荷物に忍ばせたら、

速効でメール!しかも、ありがとう⁈‥‥‥なかなか聞けない言葉(笑)

あれ(きんつば)で生き返ったなら、良かった。

 

ほっとして、わたしはワンコインで幸せを手に入れに出かけた。

近くの温泉施設 (*´艸`*)‥‥しっかりと4回、サウナを味わい、低温湯につかり

身体の隅々まで血流がいきわたった。

もちろん、 "あまみ" も現れるころには、身も心も軽やか~~~

 

サウナ室は、常連のばあ様族L字型の室内の中心を陣取り、かなり賑やか。

 

聴きたくもないうわさ話に交じって、地元の貴重な情報も手に入る。

真ん中のひときわ声が大きい御仁が、主かな?

順番に受け答えしている姿は、小さな地域のばあ様カーストかしらとの疑念もわく。

いつの時代も、どんな集団でも存在していたわけだ。

 

よそ者のわたしは、隅っこでマイペースを死守。

ワンコインの幸せ大切。