家族の数だけ物語があって、
幸せの形は似ているのに、不幸の形は不幸の数だけある‥‥‥
どこかで聞いたのか、読んだのか、頭の片隅にある言葉。
どんな家族が理想なのか、時代と共に変化してきただけに、世代でも違う。
高嶋 哲夫 著‥‥‥「家族」
この本には、どんな家族が存在するのだろうかと興味がわいた。
先入観が、勝手に独り歩きしていく。
”ヤングケアラー“ と言ったら、不幸を背負わされた子供たちのイメージがある。
経済的にも困窮し、祖父母や両親の人間性さえ危ぶんでしまうイメージ。
子供を育てる意思が無い両親にもとに産まれている環境を想像する。
高齢の祖父母の存在が、強い味方になるか、
介護という足かせになるか?
子供との関係性で、辛いのは、守ってくれていた存在が、
子供が、守らなければ生活出来なくなること。
最悪の関係なら、子供は逃げることが出来る。
現状は、千差万別と知る。
介護を必要とする人物が、子供にとって大切な存在なら
思いやりや優しさが、お互いを窮地に追い込んでいく。
ヤングケアラーは学校よりも自分よりも、相手を最優先にし
介護される方は、自分の存在が疎ましくなり、いなくなれば(死)と願う。
何をどう対処したら、丸く全てが収まったのだろうか。
これだけが問題じゃない。
芋づる式に今の日本や世界の情勢不安へとつながる。
気が付いたら手を差し伸べたい。
わたしは気付かれる前に、声をあげて助けを求め続けようと思う。