かなり久し振りに帰省した娘は、抱え込んだ睡眠負債を減らすべく爆睡。
かたや、日に日に病状が悪化していく夫は、体調悪化でパカンと口を開けて
眠り続ける。
静かな午前中‥‥‥(*´艸`*)‥‥
と思いきや、昼を過ぎても二人とも静か。
ひとり雑用をこなし、
ひとり、ゆっくりとストレッチをして、穏やかな振りをする。
きっとわたしの脳は、鎮静されていくはず。
娘は ”よもぎ蒸し” を堪能し、信州の静かすぎる環境に安心して、
溜まった睡眠不足を補って、父親に伝えておきたい今迄の気持ちを伝えるはず。
父親の圧しつけた言動のトラウマを、断ち切ることで前に進もうとしている。
夫はといえば
「申し訳ない事をしたよ。」
その非を認めて、まとまったお金を渡すことで自分だけ楽になっている。
キチンと受け止めることで、娘の自己肯定感をあげて欲しい。
衰弱が加速している。
「食べるものは用意できるんだけど、片づけられない。」
「酸素吸入を外せなくなった。」
「ベッドでは、背中が痛いんだ。胸も苦しくて辛い。」
「わかった。洗い物はわたしがするよ。」
‥‥‥食事は、こだわりたいのか?自分で用意すると言う‥‥‥‥
恐る恐る‥‥‥
「介護認定を受けてみる?認定されたら、介護用ベッドやポータブルトイレを
安く借りられるようになるけど‥‥‥‥」
「今、楽になる方法を考えた方がいい気がするよ。」
なんと!
「そうするよ。」
思いがけない返事に、戸惑う。
連休明けを待って、地域包括センターに相談を申し込もう!
わたしは‥‥‥ざわつく不安を抱え込まないように
ケセラセラと何度もつぶやく。