なぜに和歌山?
しかも、和歌山市内。
大阪が目的だった。今、万博でホテルの宿泊費が高騰!
大阪から足を延ばすと、神戸とか奈良とか京都で、高い。
和歌山があった!和歌山城だってある!


大手門から入って右手の「クスノキ」の大きさに度肝をぬく。
ライトアップのための灯篭に「葵のご紋」を発見し、さすが徳川御三家と納得。



これでもかと続く坂道も、
彦根城のようなランダムな作りではないので、良し。


坂道に沿って、スロープがあり「忍者サポート」の存在を知る。
そして、いろいろなパターンの石垣に心奪われる。
もっと目をとめたのは「陣羽織」



戦にこれ着るのは、実にもったいないというのか贅沢?
言葉で表現しにくいが、動きやすさとその意匠にただただ驚く。
ミシンがない時代に、そでぐりの極めて丁寧な作り!
ボタンホールが精巧!
裏地もついて、表はもちろんその裏地にさえ、見事な刺繍が施されている。
一番目を奪われたのは‥‥‥(*´艸`*)‥‥
この艶やかな赤い陣羽織。
おそらく女性用だろうとの表記。
傷みがほとんどないので、着用されたのか疑問だが、実際に女性が戦で
これを着用したら、
”わたし、ここにいます!” と伝えているようなものだ。
城主の妻の心意気を示すために作られたのかもしれない。
磨き上げられた、戦のための槍や剣に刺殺されたら‥‥‥‥
肉の弾力と、引き裂かれて飛び散る肉片や血潮を想像して‥‥‥(⊙_⊙;)
( ,,`・ω・´)ンンン? 「郵便保護銃」‥‥‥明治時代の初期に、郵便物の略奪を防ぐために
配達員が持っていた。


天守閣からは、紀ノ川が海に注ぎ込み、遠く淡路島や四国が見える。
暴れん坊将軍がこの地で誕生したことをかみしめてみた。
海の恵みも山の恵みも豊富で、温かな土地が豊かな人間性をはぐくむ気がした。
城の全容が残されていなくても、想像力が掻き立てられて、気持ちが弾む。