夫がこだわって自ら作っていた食事は、すでにわたしに移行。
お風呂も3日に1回になり、起きるのはお昼前。
日中の気温が35℃近くなると、おもむろにエアコンのある寝室へと移動。
深夜族どころか昼夜逆転生活も、気が付けば夜9時には寝室移動。
キレなくなった!
「ありがとう。」
「助かるよ~。」
「ごめん。」
「申し訳ない。」
今まで聞くこともなかった言葉に、わたしが戸惑う。
そして体重が32㎏に!
動いているのは奇跡⁈‥‥‥勘違いが増えた。
「寝たきりになることを覚悟してください。」
この言葉は、彼に届いていた。
「ショックで、認めたくなかったし、なんとか動いていたい。」
本音を聞いて、ちょっとソワソワしてしまう。
せっかく買い換えた冷蔵庫まで移動が出来ない。
オーブン電子レンジの取説を読む気もない。
寝室のベッドからダイニングの椅子までの移動で終了する行動範囲。
酸素ボンベの移動はもっぱらわたしに任せられて、
酸素の供給量も1リットルから2リットルに変更することも増えた。
本人は、自身の身体の変化を確実に捉えていた。
寝たきりへの、カウントダウンが始まったのかもしれない。