病状が悪化の一途をたどっている夫。
彼が自分の車を使ったのは、4月の上旬。
対面の車をよけそこなって、自分の車の横を一直線に傷つけた。
治ったら、この車を運転して、気ままに買い物をすると言っていた夫だが、
‥‥‥‥治ると信じているんだ⁈‥‥‥と、呆れていたわたしの予想通りに回復不能。
今回の入院で、「手の施しようがない。」
医師の言葉で、ようやく納得し、早々に手放す決心をしてくれた。
夫の友人のつてを頼って、近隣の1人目は四駆じゃないからと断られた。
次は、なんと!
山口(夫の出身地で車も山口ナンバーのまま)の方が、レンタカーで長野まで
やってきた!!!!!
「傷だらけで、しかも26年か27年目の車ですよ!」
「大丈夫です!僕は、2台車を持っていますけど、1台は30年以上たっています。
もう一台も、似たようなもので、こんな車が好きなんです。」
(⊙_⊙;)‥‥‥そうなんだ‥‥‥
そういう御仁は、どこか浮世離れした "仙人" めいた雰囲気。
お供の彼は、千と千尋の神隠しの前半に登場した "ぶたさん" のように
全身が膨らんで、お腹がこれでもかと突き出た体形。
還暦過ぎたお年で、前日から車を走らせてきたらしい。
この暑さの中、そこまでして手に入れる車⁈‥‥‥(⊙_⊙;)
「このタイプの車は、買ったら高いですよ~」
高いって、どこら辺の金額を言っているのかも皆目見当がつかず、
20万どころか、10万どころか、
わたしは、ただでもいらないし、10万頂いて車を置いていかれたら
即、処分!‥‥‥いろんな価値観があっていいけれど、
夫との価値観の違いを、改めて体感した。