夫が病院を退院し、玄関口で看護師の介助を受けて彼を車に乗せた。
‥‥‥わたし一人では、車に乗せる介助も、難しい‥‥‥‥
こんな時自宅用の携帯用の酸素ボンベが、早々に酸素切れ。
交換用ボンベは、夫が自己管理していた。
今、彼はその交換をする握力もないどころか、確認すら朧で‥‥‥
異常を知らせる機械音が鳴り響く。
「息が苦しい。呼吸が出来ない。苦しい。」を繰り返す。
彼がかすれ声で業者に連絡。
苦しさを訴えながら、何やっているんだ⁈ 電池切れか? 電池はどこだ⁈
苛立ちが怒りに変わり、相手を罵倒し続ける!
思い余って、電話を変わり、電池の件を確認し、売店での購入を促される。
売店に走り、別のお客さんに頭を下げつつ、
窮状を訴えて電池をお願いすると
‥‥‥‥わかりません!案内口に相談をして下さい‥‥‥‥
窓口に窮状を伝えて、車に戻ると同時に別の看護師が、酸素ボンベを確認。
酸素ボンベの異常音が消えた!
‥‥‥設置が悪かった!‥‥‥
夫は、自己管理を主張して、わたしはほとんど関知していなかった。
‥‥‥これも、わたしの管理になるんだ‥‥‥‥
30分遅れで病院を出発。施設まで30分余り。
と‥‥‥‥心配している業者から夫に電話が入る。
夫はこちらの不備を謝ることなく、担当者に怒りをぶつける。
挙句に、
「もう疲れたから、切る。
電話を切ってくれないか。そっちから電話を切ってくれ。」
‥‥‥彼の携帯は通話を切れなくなっているらしい‥‥‥‥
「切ってくれと言ってるだろ!切ってくれ!電話を切ってくれ!」
‥‥‥弱った肺と気管支で、声がかすれ、ろれつも怪しいから聞き取りにくい‥‥‥
「切れって言ってるだろ!切れよ!!!!!」
穏やかで優しいそうなご主人ねと言われた夫は、居ない。