介護生活5日目‥‥‥‥夫は旅立った‥‥‥
「悪魔のボス」と夫が言った看護師さんが訪問。
お昼時だったので、リクエストの "味噌汁" と "パイナップルジュース"
薬飲みに冷ました、味噌汁(具なし)を入れる。
「旨い!」
眼を閉じたまま、ごくごくと飲み込んでいく。
パイナップルジュースは、生をミキサーにかけて茶こしで濾したもの。
ストローで、これまた、ごくごくと‥‥‥‥むせないでよ~と思わず声が出る。
「う~ん、旨い!」
囁くような言葉が、ちょっと切ない。
「何でも食べていいんだよ。何食べたい?」
看護師の言葉に気をよくした夫は
「いや、カップヌードルを一口食べて残されても‥‥‥‥」
夫がささやくように
「小さいサイズがあるから。」
学生時代によく食べたらしい。
「今日は、昨日よりお元気ですね。」‥‥‥わたしには ( ,,`・ω・´)ンンン?
1時間くらいの買い物ならいいかなと、出かけて帰宅すると!
ベッドから落ちて、ベッドのふちに上半身を傾けて座り込む夫がいる。
「えっ!どうしたの?大丈夫?」
揺り動かしても、反応が無い。
訪問看護師に連絡しつつ、呼びかける。
温かいが、抜け殻にしか思えなくなってくる。

前日渡された「やすらかな旅立ちへ」の冊子の文字が浮かぶ。
冊子の中の一連の説明は、すべて彼に当てはまっていた。
そうだ、7月の入院時
「いつお亡くなりになってもおかしくない状態です。」
そうだった‥‥‥‥
看護師を待つ時間が長かった。