高齢者になった。
難病が発覚した。持病は悪化していく。
胃を全摘したので、食事制限がある。お酒をやめた。
心臓は人口弁で、運動制限もある。
生活に制限が増え、もともと人付き合いは苦手で、外出は定期的な病院への通院。
聴覚が衰え、TVも聞き取りにくいうえに、興味が無くなった。
施設の中。
決まった時間の起床確認を受け、朝・昼・夕方に決まった時間に食堂に出向く。
午前と午後に、お茶が配られ、週二回の介助入浴。
週二回の掃除洗濯。守られているは、管理されている?!
決められた時間に沿っての生活は、安心であり無味乾燥。
定期的な行事も興味は無い。
体調が優れず、日中もベッドの中でまどろむ・・・夜が長い。
・・・・何のために生きている・・・・自分の存在価値が見えない・・・
そして、「お迎えを待っている。」夫だ。