秋の夜長・・・夜10時過ぎともなると、眠りに落ちているが・・・
夏が過ぎる頃、活字熱がポ~ンと上昇!
眼の充血、瞼の腫れ具合を確認しつつ、活字LOVEの世界へ。
今ははまっているのが、中山七里氏の作品。
社会風刺、社会問題を投げかけつつ展開されるサスペンス。
読後感が、知的?!
安楽死をテーマに、是か非かの答えはもちろん描かれてはいない。
臓器移植に関しても、同様だ。
そこに疑問を投げかけながら、殺人事件が繰り広げられ「極刑」に値する罪を犯しながら、
犯人の人間像が浮き彫りにされていく。
大きな課題は、もっともっと世論を賑わせ、議論されるはずの事例。
ただ、膨大な情報が目まぐるしく変化していく中、流されていく。
「安楽死」や「尊厳死」は、高齢者や病人が身近にいるだけに、身につまされる。
自分に当てはめ、今の感覚と当事者になった時、変化無しかは解らない。
臓器移植にいたっては、「死」の定義・・・
どちらにしろ、現況は、医療現場だけでなく、関連する職業・職種・企業・政治の利権が大きいことは想像に難くない。
そうだ!文中に "医は算術?!" とあった。