♪♬ん? わたし、目覚ましかけた?
ケータイが鳴っている。朝5時!
Σ(゚д゚;) 施設から!
「〇〇さん、今朝から呼吸が荒くて、今から救急搬送です。」
1時間後の電話は、病院の医師。
「搬送中に心肺停止で、蘇生術を1時間ほど行いましたが、戻ってこられませんでした。」
4日前に合った時の叔父の姿は?
元気そうに見えた?
3年前から「この人は、もういつ逝ってもおかしくない身体なんだ。」と叔母。
「いろんな病気を抱えているし、心臓の人工弁が寿命なんだ。」と叔母。
「わたしも、10も年が上だし、どっちが先か、どっこいどっこいだ。」と叔母。
その通りになった。
この状態いつまで続くのか、わたし自身の体調不安を感じ始めた矢先。
叔父は、逝った。
亡骸は、人の形の器だけ。腐敗という化学変化が進行。
ワーファリン内服のため、顔のひげそりは出血がひどくなるからと、死後の影を色濃くする。
呆気なく無機質に化した。