人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

「ライオンのおやつ」

友人との会話の中で「ライオンおやつ」が登場!
「えっ?なにそれ。」
「小川糸さんの本のタイトル。」
「小川糸さん?なんだか聞き覚えがある?」
「ツバキ文具店書いた人。」
「お~!」

「ツバキ文具店」はTVドラマから、本へ。
そして食堂かたつむりは、映画から本へ。

なんだか、著者の世界が共通しているなぁと。当たり前なのに、実感。
心のひだが、余すところなく描かれ、そうかと思うと、亡くなった人物を
周囲の人たちが鮮やかに表現し、全く別の人物像を映し出す。

三冊とも、人が亡くなるにも拘らず、読後感が「あったかい。」
「ライオンのおやつ」の主人公は、33歳でこの世を去る。
それでも、こんなにあったかい。

あたふたと生きてきた自分を顧みて、「肩の力をぬこう。」と思える。
ミステリーのようなハラハラドキドキは無いが、「あったかい」(*'-'*)