撫子の花に特別の思い入れも無いし、興味もなかった。
「なでし子物語」伊吹有希著は、同じ著者の別の作品を友人に勧められていた。
あいにく図書館になかったので、「なでし子物語」を手にした。
理由は、続編が2冊。3冊の長編だったから。
中身は、期待をはるかに超えた。.。゚+.(・∀・)゚+.゚
この時代背景の、貧富の差のや男女の立場の違いがささる。
男女を超えて人として生きていく強さを持とうと、成長していく女性が嬉しい。
人間的に魅力があるのに、男性と生まれて時代の既成観念の中で苦しむ姿は淋しい。
登場人物が、会社経営は戦いであって、戦いだから勝っても傷つくと‥‥‥
わたしの弟が「人生、戦いだよなぁ。」と呟いた事思い出す。
戦いと捉えなくてもいいじゃない ♪
「遊び」と捉えたら、勝っても負けても、笑って再挑戦できる。
とはいえ、がむしゃらに立ち向かって生きていた頃もあった!(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
還暦過ぎての、感想だなぁ。
それでも、女性の方が柔軟性あるかと‥‥‥
ただ、どんな人物にも暖かい作者の眼差しを感じた。