人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

おっぱい物語

今からさかのぼること40数年前、わたしが思春期の門をくぐろうとする頃の事。
初潮前、おっぱいが存在を自己主張し始めた。内側から熱い塊がせり上げてくるような痛み! 何かに触れたら(たとえ風でも)ふるえあがるような痛みだったと思う。
 なりをひそめたのは、そこから数年後。

 20代の始め、就職して研修が始まり、同期と入浴中に「おっぱいわたしのほうが大きいね。」
「え! わたしでしょ」同時に、目の前の鏡で確認していた。・・・同じ?・・・あの程度かと認識した。見る角度で、違う。

 初めての妊娠、出産。痛みに叫びまくり、へその辺りからのこぎりで切り刻まれているような痛みに耐えかね、もう殺してくれ!と叫ぶ寸前で出産!!

 数時間後、胸に疼くような熱い痛み。身に覚えがある。それ以上にぐんぐんと突き上げていく痛み!
耐えかねて、状況をダンナ君に訴えた。
 触ると、痛みで火を噴きそう!! かちんかちんに硬い!
 しかもここは、アフリカ。友人の送ってくれた産後のおっぱいケアを確認。”もみほぐす”
触ることもままならない状況で、もみほぐす?! それしか方法がないため、ダンナ君はそっと冷たいタオルを持ってきてもみほぐし始めた。 いやらいしさどころじゃなかった。痛みりをこらえることが精一杯。1時間余りかけてようやくほぐれ、痛みも和らいだことを覚えている。
 1ヶ月位かかって母乳が順調に機能はじめ、2ヶ月経つころにはホルンスタイン?くらいな状況になった。メス全開。自分の身体の変化に感動。
 
 二人目も母乳機能を使うことができた。
  わたしに根っこがはえた。ゆらぎのない居場所ができた感じ。女性脳からホルモンが分泌され、身体も心も痛みに強くなった(鈍く?)。母は強しだ。

 そして今、重力だけでおっぱいはこんなに変化するのかと不思議でならなかった。いくらなんでも、仰向けになってまっ平らな胸??? いままでのハリは重力を失っただけではなく、乳腺が関係していた。妊娠出産に備えて思春期から成長してきた乳腺によってそのハリが支えられていた。
 繁殖期を過ぎた今、乳腺は退化し脂肪に変わったと。凄いな。
 昆虫なら繁殖期の終了イコール死なのに。なんだかようやく人間になることができた?
 おっぱい物語でした。    続