部屋の前は、ナースステイション。せわしない靴の音。
朝6時、「おはようございます。」と、体温計を渡される。
行きかうナースの声。医療カートの音。
廊下掃除、部屋掃除、トイレ掃除。
シーツ交換。個室からもれるTVの音。
回診を告げるアナウンス。
「検査のためです。」と明るい笑顔。
笑顔の先に、脂汗と戦う青白い顔・・・残酷な医療?
検査のために苦しむって「あり」なんだ。
感情移入させていたら、心身ともに持たないのかな?
「痛いよね。」「辛いね。」「吐きっぽい?」
優しく問いかけたり、同調しているように感じるナースは、若さ一杯!
痛みも辛さも、吐き気も知らない。
思うように動きがついていかないもどかしさを知らない。