人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

モロッコで暮す

20数年前、縁あってロッコの首都ラバトで生活していた。
昨日、TVでモロッコ雑貨が取り上げられ、懐かしかった。
とはいえ、雑貨を紹介しているのは、
わたしが、かの地を去ってからモロッコを知った女性。
時間が過ぎ、環境が変化し、日本女性の視線を通しての品々は・・・
技術的にもデザイン的にも、驚くほど洗練され、
記憶の中のモロッコとは少し変化。

マラケシュは、蝸牛の煮込んだ臭いであふれた広場。
派手な民族衣装での水売り・・・カメラに納めると、お金を要求する!
どこからとも無く、ガイドと称する男が、案内を押し付けてくる。


埃と熱気で・・・

そうだ、紹介する人と時代で、こんなにも印象が変わる。
興味深い国ではあっても、この地で生きていきたいとは思わなかった。
映像の中で、女性は「モロッコが好きすぎて・・・」を繰り返した。
彼女は、この地を紹介しても、この地で生きていくわけではない。
母国があってこその、好き。
彼女のフィルターは、細かい。
そのフィルターを通したモロッコは、泥臭くは無い。

どっちでもいいんだけど・・・