人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

看取り士

葬送のアンテナ高くしていたら、”私は、看取り士” 柴田久美子著に出会った。
看取り士・・・亡くなる時に付き添うかた。
著者曰く、余命告知か経口食不能時から、
本人とその家族の不安を取り除き、納棺まで寄り添う。


核家族は、心強い。初めての看取りならばなおさらだ。
ただ、看取り士の認知度は低い。少ない。
著者が、看取りを始めて二十数年というのに、わたしは最近知った。
看取ることに長けた方がいらっしゃるだけで、今までに違和感が拭い去り、
ことがスムースに運ぶ気がする。

核家族どころか、50歳までに結婚未体験者の独身は
今現在、男性が4人に1人、女性が7人に1人。
一人で最期を迎える可能性が高い。
孤独死孤立死。違いが有った。
どちらも一人で最期を迎えるのだが、
孤独死は旅支度をして自身の死に対応し、孤立死は社会と断絶。
どんなこの世の去り方であっても、”肉体” という着ぐるみの処分が付きまとう。
孤立することで、多大な迷惑が及ぶことは忘れてはならない。

ダンナ君がいる。娘も息子も居る。
わたしがこの世を去るとき、
三人がそばに居てスムースにことが運ぶとは限らないのだ。