人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

ボニン アイランド

言葉の響きに惹かれて、手に取った。
「ボニン浄土」宇佐美まこと著。
書き出しで、えっ!時代小説?‥‥‥ではなかった。
ボニンアイランドの歴史・文化。多種多様な民族の営み。
今まで、東京都であって、遠く気にも留めなかった地。
「ボニン」が、日本語の無人から訛って称されるようになったこと。
何もかもが、驚きだった。

日本でありながら、日本とは別世界き、戦後アメリ占領下で、
20数年後にようやく、復帰したことも、らなかった。

教科書の片隅に掲載されていたかもしれない。

何処にも属さない時代に、種々の国から流れ着いた人々が、国籍も人種も関係なく
助け合って、暮らす中、手に入れる知恵が、「恐ろしく」もある。

絆に感動しつつ、性善説は無いなと確信できる最悪な人間は、いつの世も必ず存在する。
江戸時代と、現在とを生き来しつつ、ボニンアイランドによって「浄化」
されていく人間が清々しくて‥‥‥‥

行かなくっちゃの場所追加!
ボニンアイランド=小笠原諸島、興味深い。