最初は女の子を産もうと決めていた。確立1/2で当たった。
次も女の子でも、わたしには解りやすいからいいなと考えていた・・・が・・・男の子ならノルマ達成感を味わえそう。で、男の子誕生。
まず、ちんちんがなんとも扱いに困った。ないほうが楽?
とはいえ成長過程がまったく違って、驚きあわてる日々。
母親なしでは泣き叫ぶ。
目覚めると泣き叫び、眠くなると泣き叫ぶ。
段差お構いなしにはいずりまわり。
いきなり玄関のたたきにおりて奇声を上げる。
車内の後部座席のかごの中(赤ん坊のチャイルドシート規制前)で立ち上がりまた奇声。
食事は、もちろん手づかみで、上の子の真似をしてコップを使おうとするが、半分はこぼす。
テーブルをたたく。ほとんど、じっとしていないし、ずっと何かしゃべっている。
男の子、人間に近づくのに、時間かかる?!
もう一度繰り返す。
歩く、走る、よじのぼる、飛び降りる
たたく、投げる もちろん笑う、叫ぶ、泣く
男の子を一人育てると、母親の寿命が7ヶ月縮む所以が体感できた。
彼にとって、母親は世界最高の存在であることも実感できるのだが、思春期のイライラ(テストステロンの過剰な分泌によるらしい)の矛先もまた母親になることが多い。
子育てしながら、親育ち、人間成長すら体験できた。
受精によって決定された男の子に、男性ホルモンの代表格テストステロンが分泌される。生涯でいつ分泌されどんな影響があるかを知っていたら、親も子供も対応が違ってくるのにと残念に思う。三歳児に一回目普段の7倍くらい(もちろん個人差がある)。戦いごっこを好んで、棒を振り回していたし・・二回目の思春期(中二くらい)から二十五歳くらいまでは、やはり個人差があるもののいつもの20倍以上。高校生くらいになると、身体が慣れて来るらしい。人生で一番イライラする時期。自分の感情をもてあまして、イライラしたかと思ったら、泣きたくなったり、叫びたくなったり・・・女の子にもある。わたしは、この時期、ライオンのように叫びたいと念じていた。
知っていたら、ホルモンによる影響を静観できたかもしれない。 続