人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

遺骨・・・燐酸カルシュウム

百歳で亡くなった姑は、
「死んだら、燐酸カルシュウムになって、はいお終い。」
かなりさばけていた。
「ただ、自分じゃどうにも処分できないから、骨は拾っておくれ。」
彼女は、生きてる人間が一番だとも。

とても大正生まれとは思えない柔軟な考えの持ち主。
もっと遅く産まれていらしたら、わたしは人生の目標に出来たのに。

戦後の動乱の中、満州から、命からがら引き上げた経験者。
人は亡くなると
初期は、腹部が変色し、腐敗臭が発生するらしい。血管には微生物が繁殖?!
中期に、変色は胸部に広がり、腹部は膨満化。微細血管は破壊?!
後期に、腐敗水泡、腐敗ガスの発生?!

リアルな遺体の変化を目の当たりにしてきたかもしれない。
もはや、”亡き骸” は、物体ということ?
その死生観を、もっと詳しく聞いておきたかった。

ダンナ君と結婚して一番良かったのは、二人の子達の出会えたことだが、
二番目は、姑との出会いだ。
潔さ・茶目っ気・気風の良さ・身体への関心など、素敵な人生の先輩。