「どうして、こんがな病気になったんだかのう?!」
・・・・w(゚o゚)w オオー! 声が出せる!!・・・・
「そうだよね。」
・・・・食生活、あれではね~・・・とは言えなかった・・・・
半覚醒状態から、目を閉じたまま顔を振るか頷くしかなかった状況を脱した?
うっすら目を開け、感情を表した。
「わ~るいのう。(申し訳ないね。)」
入院したことで心配になるだろう洗濯や病院の支払い・夫の状態を伝える。
会話が成立したことで、かすかな回復の望みが生まれる。
・・・望みの隙間から、主治医の宣告が顔を出す・・・
・・・・素人判断・・・着地は近い・・・
リカバリールーム、四つのベッドの患者は常に変わる。
「かなり病状が進んで、最期を待つ段階にきています・・・」
(゚Д゚≡゚д゚)エッ!? 正面、カーテンを隔てて聞こえる医師の声。
医師が立ち去って「おじいちゃん、がんばれ~」かすかな声が漏れてくる。
(; ̄Д ̄)・・・すでに頑張っただろうに・・・
総合病院外科病棟は、”異世界” だった。