人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

メスから母に

女の子、男の子と授かったが自分が女なので女の子の感覚は理解できる。
特に男女差なく育ててほしかったし、僅か2歳違いで我慢を強いられたくなかった。

 赤ん坊よりも、弟が出現して戸惑っている娘に目を向け,向き合っていたら、息子がころがって足を抱えて親指をしゃぶり始めた!どうやら、自分に目を向けての意思表示らしい。

 赤ん坊の息子に手をかけ始めると、娘のご機嫌が悪くなるとともに、赤ちゃん返り!
幸い、ダンナ君は単身赴任中とはいえ、姑がゆとりを持って助けてくれた。

 今、都会で核家族のご夫婦、心から同情する。ただし、姑と波長が似ていたので有難くも旨くいったのだが。

 男女差は、赤ん坊のころからかなりあった。母乳の飲みっぷり。母親への執着。男の子に軍配。
わたしの目や顔の表情をじっと離さないのは娘だった。

 娘5歳、息子3歳のある夕食時、他愛もないこと(理由を覚えていない)ことでわたしとダンナ君は少々険悪ムードになった。
子供の前なので、かなり声を落としていたのに、娘が泣き始めた。しまったと思って息子を見ると・・・椅子にかけたまま、こっくりこっくり眠り始めている!!・・・
 このとき、すばしっこくてお母さん大好きの息子の方が大きく反応すると思っていたので、不思議に思ったことを覚えている。女の子の、状況判断力が男の子よりかなり優っていると後で知ることになる。
 受精の瞬間に男女の差が生まれ、個人差はあるものの、環境などでもともとの特徴は変わらないと知った。わたしは女にされたわけでなく、女だったということ。    続