91歳の母、6月のサポート記録(3)
「特養」入所中の母に頼まれた「茹で卵」を届ける。
「食中毒が心配なので、固ゆで卵にして下さい。」と言われて‥‥‥
母は「茹で卵は、もさもさしてっから嫌だて!」と嫌っていたので、
いつも黄身がねっとりする程度に茹でていた。
多分、固ゆでにした事情を想像できず‥‥‥
「こんがにもさもさにして!意地が悪~~るい子だ!」とむかつくだろう。
とにかく不機嫌にイラついている事が増えた。
「よっぽどいいとこ(特養)だと思っていたけど、ダメだの。」
亡くなった叔母夫婦が、施設に入所したことを舐めるように羨ましがっていた。
( ,,`・ω・´)ンンン? 強い妬み!
「見守っている施設の状況が、監視されているように感じて、辛いんだよ。」
「そんがん事ねぇこてね!なんもしねえで、上げ膳据え膳でいいこて!」
想像が出来ないのは、昔からだった⁈‥‥‥
その場の状況を切り取って、舐めるように妬む癖。
金メダルを取った人物に
「いいこてのう。こんで一生食っていかれんが。」
世界の舞台に立つだけでも、気の遠くなる努力があり、金メダルを手にするには
実力+運(わたしの見解)が必要だろう。
加速したのは、80代に入って、自分の身体が思うように動かせなくなり、
思い描いた人生とかけ離れた現実を愚痴り始めたころから。
これって、解剖学者が言ってた「あれ?」
”80代を超えると、
理性を司る前頭葉の萎縮が始まり、
怒りの感情をコントロール出来なくなっていく”
個人差があり、環境の違いがあるから、全てに当てはまらないかもしれない。
明らかに、わたしの母に在ったはずの "思いやり" は、委縮している。
茹で卵を届けた後、
負担限度額認定
介護保険 高額介護(介護予防)サービス費給付
行政の手続きに出向いた。
もれなく付いてくる行政の手続きの存在など、母は知る由もない。