三ヵ月毎の定期受診。
「4キロも痩せた?!」
夫は、高齢者にしては背が高い。178㎝。なのに、45kg!
「浮腫みが取れています。減った体重は浮腫みの水分とも考えられます。」
・・・でも、こんなにガリガリに痩せていなかった・・・
「食欲はありますか?」
「まあ普通に、あると思います。」と夫。
・・・えっ?!・・・・
「以前言われていた、食後の嘔吐は大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」と夫。
「もともと痩せ体質なので、浮腫みが取れた今が本人の本来の状態でしょう。」
「数値も安定していますので、また三ヵ月後にいらして下さい。」
実は、食欲など無い。施設の三食は箸をつける程度。
空腹を感じたら、食べなれたパンや飴・煎餅(妻が常備)をつまむ。
食後に嘔吐はしていないが、夜に何度かトイレで”えづく”。
大好きな入浴さえ、身体が思うように動かせずに疲れるため、止める事が増えた。
日中も、腰掛けていられずにベッドに横になる時間が・・・・
顔色も悪いのだ。医師は、数値だけで判断?!
・・・・腑に落ちない・・・・・
当の本人は、生きる気力が見えない。