息子は、年に2回くらい、わたしに本をワインや銀杏(近隣の特産)、薬草茶などと一緒に送ってくれる。本は嬉しい。ワインも、ワイナリーからで嬉しかった。
銀杏も‥‥‥実が大きくて美味しかったけれど‥‥‥多すぎて‥‥‥( ´艸`)‥‥
薬草茶も、まあ~嬉しい。
彼の選んだ、あの子も読んだ本かと思うと、共通項ができて本当に嬉しい。
しかも、選ぶ視点が異なるから面白い。
今回は「ケーキの切れない非行少年たち」宮口幸治著
(。´・ω・)ん? 非行少年と呼ばれる彼らは、不器用?
ちょっと想像を超えた!切ない!内容だった。
確かにクラスに一人くらい居た(男女問わず)。気が弱くて、口下手で、普通のことが出来なくていつの間にか仲間外れになり、時にいじめの対象になっていた気がする。
当たり前に見えるはずのものが、例えば〇が〇には見えていない⁈
衝撃。
心当たりというか、愕然とした経験はある。
夫婦で都会の雑踏を歩きながら
「あのビルやあそこのビルの色が、いいね!」
「えっ?色なんか気にしたこと無い。」と夫。
同じ景色の中、見ているものが違う。新鮮な驚きだった。
確かに「赤」が皆同じ「赤」と認識されているわけじゃない。
「赤」をイメージした時、どんな「赤」が思い浮かぶか、100人100用だろう。
それが、形でも線でも、万人と異なるとなると‥‥‥‥
ケーキが切れない訳だ。
単純なことじゃない。それが、犯罪につながっていく過程が、切ない。
問題意識のアンテナが、ここにも必要と実感できる内容だ。
教育の現場にも、これから親になる人達にも‥‥‥‥出来るだけ多くの人たちが認識することで、犯罪の減少につながり、税金を使わず納める立場の人間が育っていくんだろうなと。人として生れて、ごくごく普通に生活できる社会へ成長できるのかもしれない。
コロナ禍にあって、問題が山積み‥‥‥‥
とりあえずわたしは、目の前の問題解決に勤しまねば!