91歳母、夏のサポート記録(17)
先日わたしの娘にお小遣いやお菓子を送った母。
「なんかね、申し訳なくって‥‥‥」と娘。
「う~~ん、tomomi の感性で、普段着られるものを選んであげたら?」
と言いつつ、すっかり忘れていた。
そして、母宛にライトレターパックが届いた。
「着てみたら?」
「tomomi に写真送るね。」
照れくさそうに、嬉しそうに応じる母。
「まぁ、おしゃれだのう。9月になったら、デイサービスに着て行くこて。」
レターパックを処分しようとしたら
「ダメだこて。取っておくんだが。」
ついでに娘の住所を別の紙に書き写して、レターパックに貼った。
艶やかかと思ったプリント柄は、彩度や明度だが低い上に同系色だから、喧嘩しない。
しかも、7分袖。LLサイズ(やたらお腹周りが出ている)でゆったりとお腹をカバーし
普通の袖なら長すぎるが、七分袖だから、ジャスト。( ´艸`)
母好みの紫系も気に入ったらしく、鏡の前で、こっそりほくそ笑む。
前身ごろのレインボーカラーの三本線が、意外にもいいアクセント。( ´艸`)
弾む声で、孫(娘のtomomi)に電話する。
思いがけない孫の心遣いに、大人になったと感心したり、喜んだり!
わたしは秘かに、娘のセレクトに感謝して、ラインを送った。
孫の力、恐るべし。
孫からの贈り物は、脱いだ後大切に畳み、元のおしゃれな袋に戻していた。
「老い先短いんだから、早々に着た方がいいよ。」
「そうだのう。」
いや、大切だから眺めているっていうのもいいかもしれない。お好きなように。