母の回復の兆しを知り、例のかき氷のお店に向かった!
この秋に登場した、モンブランのかき氷。
モンブランの濃厚なうねうねの下には、丁度いい量の生クリームが隠れている。
ヒートアップしたまんまの頭が、ゆっくり冷えていく。
栗を感じると‥‥‥わぁ~秋‥‥‥でも、わたしの夏はまだ終わらない。
相変わらず、食欲は無いままで、小豆と白玉は食べられなかった。
かき氷の中は、氷が続く。
小さな器の「焦がしキャラメル風のほうじ茶シロップ(?)」だったかな?
氷が半分くらいになって、シロップをかけ回す。
ネーミング通りのシロップは、苦みが効いて大人の甘さ。
思考回路が回りだす。
あっ!!!! 大きなごみ袋に突っ込んだ、母の衣類や細々とした置物・袋物‥‥‥
どうする? 元気になれと、ぽんぽんゴミ袋に突っ込んだ自分が恨めしい。
「2~3日ゆっくり休んでください。」と、看護師にやんわりと来院を断られたことも思い出した。そうだ、ゆっくりと休んでから、ゴミ袋の件を考えよう。
弟にメールを送る。
「ね!さすがでしょ!」と、即返信。
なにそれ! あんたが一番望んだことで、まるで一番わかっているように自慢するんかい!‥‥‥‥嬉しかったけど‥‥‥‥
従姉にメールすると、即電話。驚きと喜びと、確認?
冷静になったら、これからが大変と気づく。諸々の事態に備えて‥‥‥‥‥
快復とはいえ、91歳という年齢と身体のダメージ等を考えると、退院前日に亡くなった方のお話さえ思い出す。一山超えても、永久に山は続く。
かき氷に元気をもらい、あわてず騒がずと、自分に言い聞かせる。
‥‥‥ご馳走様‥‥‥‥