読み流しにちょうどいい。
この世界観の中で、現実にあるはずがない(?)摩訶不思議な現象を、
事も無げに解決し、飄々とお酒を酌み交わす二人の人物。
介護だったり、恋愛のもつれだったり、家族間のすれ違いだったり‥‥‥
政治しかり、経済の不安定さも、長引く戦いも、そのすべてが今の世の例えのように
描かれて、解決に導いていく。
あり得ないけれど、安堵感がある。
大自然と、動植物と、人間の営みが一体化しているとゆうのか、
時間の流れも、ゆったりと感じられる。
何より「自然の摂理」という言葉が、浮かんでくる。
デジタル化が進んでいく中、アナログ人間は、ただ置いてきぼりの中で
居場所を見つけたような安堵感?かもしれない。
ちょっとそこ、辿ってみようかなと思ってしまう。
歴史を紐解いたら、案外気持ちが救われるような言葉に出会いそうな予感。
親の介護とか、夫婦仲とか、親子関係‥‥‥つまるところ、今も昔も人間関係は問題の一つ。少しでも、心穏やかに、気分良く今を生きたい。