「○○のお父さんが、亡くなられたそうだよ。」
「ご高齢だったね。」
夫の友人のお父様が亡くなられた。
それだけなら、97歳というお年を考えたら、大往生。
ただ、彼の友人も、そのお父様も‥‥‥わたしは知っている。
その上、お父様が90歳くらいの頃に、荻観光のお供をした。
さすがに、歩いて回るのは難儀というので、お土産屋の店先のベンチで、
一緒に夫たちの散策を眺めていた。
夕食、夫と友人は下戸。
お父様とわたしは‥‥‥(*´艸`*) 日本酒で盛り上がった。
戦時中は技術職として、戦闘機の製造にかかわっていらした。
戦後に、土建屋を興し、成長させ、息子さんが後を継いだ。。
戦中戦後の歴史的背景の悲惨さも、
90年の人生は、お父さんの明るさでたどり着いた今がある。
いきなり歌を唸りだし、声の艶に驚き、笑った。
あの笑顔と歌声が、わたしの手拍子と共に、浮かぶ。
1年後、年末にお会いする機会があり、また楽しい食事を共にさせて頂いた。
信州に戻り、事あるごとに、お父様の体調を夫婦で話題にしていた。
ここ2年位は、体調を崩すこともあり、先日入院されたと聞いていた。
親子お二人の関係性を知るにつけ、その会話が想像できるだけに‥‥‥
夫の友人の喪失感が、切なく胸に迫る。
社長業をこなしながら、施設や親族のサポートでお父様を見守っていらした。
身体が解放されても、心が空洞じゃないかと気に掛かる。
う~~ん、92歳の母を失ったら‥‥‥‥(⊙_⊙;) 辛いな‥‥‥
どんな年齢であっても、子供にとって親を失うのは、やっぱり辛いな。
サポートのあれこれ、後悔は無いけれど、喪失感は、拭えない。