相場 英雄著‥‥‥「心眼」
多分、十代で読んでいたら、心酔してしまう。
進路を ”警察官” にして ”刑事” に憧れただろう。
家族を持たないとか、結婚相手にサポートを託せるならまだしも、ここまで生きてきたわたしには全く無理な話。( ,,`・ω・´)ンンン? その前に、わたしの運動神経適正⁈
若くて時間があって、もちろん有り余る体力や気力に溢れ、
「死」なんて想像もつかないくらいに遥か彼方にあって、「老化」って何?
なんて考えることも無かった、10代。
実は、別の方向から "警察官" に魅かれたことがある。
「制服」だ! ( ´艸`) 本当に単純極まりない。
で、そこにたどり着いていないのは、好奇心が別方向に逸れた!(笑)
本書は「見当たり捜査員」という特殊な仕事。
危険と隣り合わせで、顔つきや雰囲気で相手の人柄を判断していく‥‥‥
研ぎ澄まされた感覚を身に着けるまでの集中力も、維持し続ける精神力も
ごくありふれた生活の中には‥‥‥‥無い!気がする。
令和に生きるなら、この仕事に心血を注ぐなら、孤独を厭わないなら、
天職に出来るに違いない。
「心眼」は、犯罪捜査だけでなく、人生の辛苦を味わって真摯に生きてきたら
手に入るとも思える。