人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

病室からの旅立ち

「お母さんの呼吸が止まっています!」

( ,,`・ω・´)ンンン?

「えっ、それはどうゆうことなんでしょうか?」

病院からの電話は、帰宅後8日目に届いた。

ようやく動けそうな体調だなと感じはじめ

医師の「安静に過ごしてください」に従ってというより、動けなかったのだが‥‥‥

検査結果を受け止めていこうとしていた矢先の連絡に、

 

想定内の事と理解しつつ

「呼吸していないって、亡くなったという事ですか?」

動転した受け答えだったらしい。

家族の立ち合いの元、医師が死亡確認をしない限り、死亡にならないらしい。

遠いどこかの出来事のようで、信じられないまま動く。

 

予約していた ”小さなお葬式” では、実家地域での対応施設が1カ所しかなく、

対応不能となり、1時間近くに渡って葬儀社を探した。

病院では、個室で朝まで安置の許可を頂き、その間に

地元の従妹に立ち合いを依頼、弟と連絡を取り合う‥‥‥‥

親戚に連絡を入れつつ、

わたしの心は、現実と回避していく。

 

夜中の移動は危険だからと、夫にも止められ、

眠れない夜、明るくなるのを待って出発。

 

朝の5時でも、こんなにトラックが行き来していることに、

物流関係者の大変さが伝わって来る‥‥‥‥脳内は現実逃避!

 

慌てて駆けつける帰省を、いったい何回やったただろう?

これで終わる?

終了?

冗談ではないよね?

 

ナースステーションの看護師の優しさが身に沁みる対応の中、

母と面会。

ええっ?

寝ているだけじゃないの?

「まだ、声が届きますから、お声がけしてください。」

「○○さん、娘さんが来ましたよ!」

 

滂沱の涙に慌てた。