人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

死後硬直から‥‥‥

92歳母の、6月のサポート記録(6)

 

葬儀社からの母のお迎えまで1時間。

冷え切った個室で、母と面会が続く。

 

最期まで食事を口にしていたせいか、やつれが見えない。

「アイスは美味しいのう。」

毎日アイスクリームを堪能していた。

アイスクリームが美味しいのは、最期が近いからだと自分から言っていた。

 

母のお腹のあたりが、呼吸するように上下する‥‥‥‥

( ,,`・ω・´)ンンン?やだ、生きているじゃない!

おもむろに触れたら、冷たい。

ドライアイスで冷やしていますと説明受けたことを思い出す。

 

お腹に溜まったガスの仕業?

 

そうこうしていると、手を組んだあたりが、ぴくぴくと反応している。

これが、死後硬直の後、弛緩が始まったこと?

筋肉の変化に伴う動き?

 

やはり、もう声を聴くことも出来ないってことか‥‥‥

頭は働かず、周囲に言われるがままに行動する。

 

当直の看護師も、今日の担当看護師も、廊下に顔を出して来た看護師も

顔見知りで、お悔やみの言葉を伝えてくれる。

 

病院側からは死亡確認後、1時間ほどでお迎えに来ていただきたいと強く言い渡されると思っていたが‥‥‥‥一夜の安置を心安く引き受けて頂けた‥‥‥有難い。