今年89歳を迎える母。
もう、母から食事を提供されることはない。
母の味?
そうだ、母は料理がうまくはなかった。(*'-'*)
下手⁈というには語弊がある‥‥‥裁縫はプロなのに。
食べたいのは、「ゼンマイの煮つけ」。
柔らかく戻した乾燥ゼンマイを干し鰊・さつま揚げ・人参・じゃがいもと煮込む。
唯一の食べたい料理。
母は、これがわたしの好物と勘違いしていた!
( ̄ー ̄)ニヤリッ‥‥他に母の食べたい手料理がなかった!‥‥‥
と思っていたら、☆;+;。・゚・。;+;笹団子☆;+;。・゚・。;+;
春に採りためた「ヨモギ」をもち粉でこねて、粒あんを閉じ込め、
クマザサで包み蒸し上げる‥‥
街の大きなお祭りに向けて毎年この笹団子と三角粽をそれぞれ100個は作っていた。
母の作る笹団子は、これでもかとヨモギが投入され、半日かけて手ごねていた。
緑を超えて、黒に近かった。
近所の叔母さんの作る笹団子は、「きれいな緑色」‥‥羨ましかった。
成長して、ヨモギをふんだんに加えた笹団子の風味や美味しさに気づいた。
団子の歯触りのよさや、笹離れの良さに気づいたのも大人になってから。
わたしや弟が家を離れ、母自身も年老いて笹団子を作らなくなってから、
もっと驚いた!!!!
母の「笹団子」が最高だった!!!! オオーw(*゚o゚*)w
街中の有名店をいくつか試食したが‥‥‥‥(T_T)
母、もう作る気もなく「買えばいいこて」と。
口にできないと思うと、美味しかった思い出に拍車がかかる。