雪国の実家にこの冬帰省介護をして、1か月半になろうとしている。
やっと、やっとの思いで、不要な家具類と母のミシンや作業台を処分に至った。
「今、真冬で積雪量が多いと、回収はありませんか?」
行政に粗大ごみ処分を依頼する際に確認したら‥‥‥‥‥
「雨でも雪でも伺います。濡れていてもかまいませんので。」
(;゚Д゚)ええ~~
そして前日に雪が!
「なんか、雪が吹雪いているけど、こんな中大丈夫?」
と、家具類搬出を依頼した従姉に連絡すると
「ああ、だいじょうぶ。こっちも降っているけど、これくらい、いいよ。」
(;゚Д゚)ええ~~
玄関前の、雪が降る中、湿って重い雪を掻き出すこと20分。
腰が既に痛いなと思いながら、軽やかにやって来た従姉と「お仕事」。
心から恐縮し、わたしお手製のロールキャベツでランチ。
「これくらいの事、何でもないこて。ご馳走様~。」
従姉が帰宅した後も、雪は降り続き、雨になったり‥‥‥‥‥
粗大ごみ回収日。
また、雪が‥‥‥‥‥
朝8時までに出してくださいと言われたが、昼近くなって外を見たら、雪で凸凹の道にトラックが横付けされて、二人の高齢男性が、黙々と粗大ごみを運ぶ姿!
「ありがとうございます。お世話になります!」
びっくりされた!
ゴミを出すだけでいいのだから当然か‥‥‥
久し振りの雪に、わらわらと慌てふためいているのは‥‥‥‥‥わたしだけ?
みんな淡々と動く。ごくごく当然のように、粛々と‥‥‥
思い出したのは、こんな雪の生活を当たり前でしょうがないと受け止め、
雪解けと春の訪れを、ワクワクドキドキで迎えていた。
すっかり忘れていた。
雪国育ち、忍耐と我慢と諦めと、そりゃ母のようになるなぁと、頷いていた。