「前世でよっぽど悪いことしたんじゃねえかな?」
「‥‥‥‥(。´・ω・)ん?」
「おふくろの事。こんがに、もうだめかもしれないって言われながら、何度も蘇って来てるからさ。」
「なるほど!転生輪廻を信じているの?」
「単純に、生命力が強いだけかと思ったけど‥‥‥」
「それだけじゃないさ。こんだけ、ダメだって言われたんだぜ。」
「簡単には死なせないって呪い。苦しむだけ苦しみぬかないと、死ねないんだ。」
「もう、前世で散々悪いことしてきたんだなぁ。」
弟の感想に、あれ?マザコンじゃなかったの?と‥‥‥
「多分、98歳まで大丈夫!」
(;゚Д゚)ええ~~ と驚きつつ、今91歳ならあり得るなと‥‥‥‥
「おれは、68歳だからよろしく!」
「なにそれ!」
‥‥‥(。´・ω・)ん? 母と一緒に逝くってこと⁈‥‥‥
「姉ちゃんはさ、いろんな人の助けをする運命みたいなもんがあると思う。」
「無い!無い!無い!」
「姉ちゃんは‥‥‥107歳まで生きる!」
‥‥‥‥絶対嫌だけど!!!!!‥‥‥
何なんだこいつ! 何もなかったように母のもとを訪れて、
調子よくわたしを褒め殺しにしたかと思ったら!
「姉ちゃんが、○○(弟の娘)と一緒におれの葬式やってくれてる姿が目に浮かぶし!」
「冗談じゃないよ~~~~」
「なんか、ここまで来たら、逝ったもん勝ちって気がする!」
10数年ぶりの弟との会話は、捉え方の視点の違いに度肝を抜くばかり。
母を看取るにあたってのすり合わせが出来たことで、あとはあるがまま。
なるようになるんだろうな。